message-2012/2/26

2012年2月26日 『御言葉の真実』 ヘブル人への手紙4章12~16節

4:12 というのは、神の言は生きていて、力があり、もろ刃のつるぎよりも鋭くて、精神と霊魂と、関節と骨髄とを切り離すまでに刺しとおして、心の思いと志とを見分けることができる。
4:13 そして、神のみまえには、あらわでない被造物はひとつもなく、すべてのものは、神の目には裸であり、あらわにされているのである。この神に対して、わたしたちは言い開きをしなくてはならない。
4:14 さて、わたしたちには、もろもろの天をとおって行かれた大祭司なる神の子イエスがいますのであるから、わたしたちの告白する信仰をかたく守ろうではないか。
4:15 この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われたのである。
4:16 だから、わたしたちは、あわれみを受け、また、恵みにあずかって時機を得た助けを受けるために、はばかることなく恵みの御座に近づこうではないか。

 神様は、私たちの心の奥深くまですべてご存知です。自分で自分を理解している範囲はごくわずかであるかもしれません。神様は私以上に私のことを知っておられる方です(13節)

 その神様の御前で、聖霊の働きにより神様の御言葉によって、自分の心の思いを判別して、自分の欲望からの思いか、神の霊である聖霊からの思いであるのかを知ることができます。(12節)

 私たちが試練に遭ったとき、自分の弱さのために悪魔の誘惑に負けるような体験をするとき、私たちのすべてを知っておられるイエス様は、私たちを愛し、憐れんで助けてくださり、私たちの罪の赦しのために執り成してくださり、神様との平和な関係を回復してくださいます。(14~16節)

 信仰の仲間で、聖霊の賜物である預言を実行していくときに、すべての人の体と心と霊を極みまで知り尽くしておられる主により頼み、聖霊によって人の心の実体を教えていただき、主の御心をお伝えすることによって、信仰の仲間の徳を高めることができます。

 その場合、自分の心の中に湧き起こる思い、志が、自分の欲から出たものか、聖霊による神様の御心による思いかを十分に判別して、預言を語ることが大切です。また、預言を聞くもほうも、聞いた言葉を自分の都合に合わせて聞くことがないように、主の御心は何であるかを祈り求めて吟味することも大切です。

 私たちが、弱さのゆえに誘惑に遭い、悩み、失敗するときも、イエス様の心で、慰め励まし、愛をもって主の御心を伝える預言の働きも大切です。

 主の御言葉の約束により、信仰者はどなたももれなく聖霊による預言の賜物が与えられますので、御言葉の真実に信頼し、愛に根ざして互いに預言し合うことを求め、教会の徳を高めていきましょう。ハレルヤ!

「 愛を追い求めなさい。また、霊の賜物を、ことに預言することを、熱心に求めなさい。 異言を語る者は、人にむかって語るのではなく、神にむかって語るのである。それはだれにもわからない。彼はただ、霊によって奥義を語っているだけである。 しかし預言をする者は、人に語ってその徳を高め、彼を励まし、慰めるのである。 異言を語る者は自分だけの徳を高めるが、預言をする者は教会の徳を高める。 わたしは実際、あなたがたがひとり残らず異言を語ることを望むが、特に預言をしてもらいたい。教会の徳を高めるように異言を解かない限り、異言を語る者よりも、預言をする者の方がまさっている。」 Ⅰコリント14:1~5

「 あなたがたは、みんなが学びみんなが勧めを受けるために、ひとりずつ残らず預言をすることができるのだから。」 Ⅰコリント14:31

「 わたしの兄弟たちよ。このようなわけだから、預言することを熱心に求めなさい。また、異言を語ることを妨げてはならない。」 Ⅰコリント14:39