message-2012/5/13

2012年5月13日 『大宣教命令』 マタイによる福音書28章18~20節

28:18 イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。
28:19 それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、
28:20 あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。

 この聖書の言葉は、「大宣教命令」とよく言われる言葉です。そして、その命令は、私たちイエス様を信じて弟子となった者たちに与えられた命令です。

 この命令を私たちが全うするために必要なのことは、イエス様がいつも私たちと共にいてくださるということです。イエス様が共におられなければ、私たちは、大宣教命令に従うことが全くできないでしょう。

 このご命令は、十字架で死なれて三日目に復活されたイエス様が、栄光の復活の姿で弟子達に現れてお話になった言葉です。イエス様は、40日間、復活の姿で弟子達に現れて神の国のことを教えられました。そして、40日目に天に昇られました。

 天に昇られる前にイエス様は弟子達に、「父なる神様が約束してくださった聖霊が授けられるまで、エルサレムに留まっていなさい」と命じられました。弟子達はイエス様の言葉を守って、エルサレムで共に集まって祈り続けて10日後のユダヤ人のお祭りの五旬節(ペンテコステ)の日に、約束の聖霊が降って、一人ひとりが聖霊に満たされることが実現しました。(使徒行伝1章、2章)

 その時から、イエス様を信じる弟子たちの内には、神様の霊である聖霊が住まわれるようになりました。三位一体の神は聖霊によって、弟子となった者たちといつも共にいてくださることが実現しました。ですから、イエス様は世の終わり(イエス様が再び来られるとき)まで、聖霊によっていつも弟子達と共にいてくださるのです。だから、私たちは救いの確信を失うことなく、救い主イエス様の福音を語り伝え、信仰決心に導いてイエス様の弟子となる人たちに洗礼を授け、御言葉を守るように教えることができるのです。

 聖霊によって、弟子となった私たちの内におられるイエス様と共に、大宣教命令を実行していきましょう。ハレルヤ!