message-2012/5/27

2012年5月27日 『聖霊降臨』 使徒行伝1章3~8節、2章1~4節

1:3 イエスは苦難を受けたのち、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。
1:4 そして食事を共にしているとき、彼らにお命じになった、「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい。
1:5 すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」。
1:6 さて、弟子たちが一緒に集まったとき、イエスに問うて言った、「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」。
1:7 彼らに言われた、「時期や場合は、父がご自分の権威によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。
1:8 ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。

2:1 五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、
2:2 突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。
2:3 また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。
2:4 すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。

 教会では、神様の約束の聖霊が降って弟子達が聖霊に満たされた日のことを記念して、「ペンテコステ(五旬節)の日」(2:1~4)として、礼拝のときを持ちます。今年は今日がその日です。

 復活の姿で弟子達に現れてくださったイエス様は、「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい。すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」(1:4~5)と弟子達に語られて、40日目に天に昇られました。

 弟子達はその後、イエス様のご命令を守り、エルサレムに留まって集まり、心を合わせて聖霊が降るのを待ち望んでいました。そして、10日後のユダヤ人のお祭りの日である五旬節にその約束が成就しました。

 「聖霊によって、バプテスマを授けられる」(1:5)とは、聖霊に満たされ…」(2:4)であり、それは、聖霊に浸される状態、つまりは支配される状態であると言えます。それは、神様の霊である聖霊に支配されることによって、神様の御心を悟り、御心を行う動機づけが与えられ、御心に従う情熱が与えられて、実行する力が与えられるということでもあります。

 イエス様の弟子である私たちも聖霊に満たされることによって、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて…、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」(1:8)と言われているように、イエス様の証人となる力が与えられて、福音宣教のために地の果てまで遣わされる弟子となることができます。

 私たちもさらに、聖霊に満たされ続けることを飢え渇いて祈り求めて、イエス様が救い主であることを力強く証しする証人になりましょう。ハレルヤ!