message-2013/2/24

2013年2月24日 『聖霊の働き―アナニヤとサウロ―』 

使徒行伝9章10~20節

9:10 さて、ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。この人に主が幻の中に現れて、「アナニヤよ」とお呼びになった。彼は「主よ、わたしでございます」と答えた。
9:11 そこで主が彼に言われた、「立って、『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。彼はいま祈っている。
9:12 彼はアナニヤという人がはいってきて、手を自分の上において再び見えるようにしてくれるのを、幻で見たのである」。
9:13 アナニヤは答えた、「主よ、あの人がエルサレムで、どんなにひどい事をあなたの聖徒たちにしたかについては、多くの人たちから聞いています。
9:14 そして彼はここでも、御名をとなえる者たちをみな捕縛する権を、祭司長たちから得てきているのです」。
9:15 しかし、主は仰せになった、「さあ、行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、またイスラエルの子らにも、わたしの名を伝える器として、わたしが選んだ者である。
9:16 わたしの名のために彼がどんなに苦しまなければならないかを、彼に知らせよう」。
9:17 そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った、「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」。
9:18 するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。そこで彼は立ってバプテスマを受け、
9:19 また食事をとって元気を取りもどした。サウロは、ダマスコにいる弟子たちと共に数日間を過ごしてから、
9:20 ただちに諸会堂でイエスのことを宣べ伝え、このイエスこそ神の子であると説きはじめた。

 ダマスコのほうに逃げて行ったイエス様の弟子たちを追いかけていたサウロは、その途上でイエス様の幻に出会い、目が見えない状態になりました。そして、同行者に連れられてダマスコの町に入り、そこで三日間断食の祈りをしていました。(使徒行伝9:1~9節)

  同じときに、ダマスコのアナニヤは、幻の中に現れた主から、「立って、『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。彼はいま祈っている。 彼はアナニヤという人がはいってきて、手を自分の上において再び見えるようにしてくれるのを、幻で見たのである」(11~12節)とのお告げをいただきました。彼は、サウロという人が教会を激しく迫害している人であることを知っていたので非常にためらいました。しかし、彼は主の言葉に促されて、サウロを尋ね手を置いて祈りました。すると、サウロの目が元どうりに見えるようになって、食事をとり元気を回復しました。

 そのときからサウロは、イエス・キリストは神の子、救い主であることをダマスコの諸会堂で宣べ伝えるようになりました。

 このように、神様は、人間の考えを遥かに超えたことをしてくださる方です。聖霊の働きにより、主の幻を見て、聖霊により語られる主の言葉に従って導かれて行くときに、神様の業を体験することができます。

 現代の教会においても、聖霊は働かれ、しるしと不思議を行われます。

 聖霊によって幻を見せていただき、聖霊による主の御声に聞き従い、神様の業を体験させていただきましょう。ハレルヤ!