message-2024/08/04

『神の喜び』 伝道の書5章、ピリピ人への手紙4章

5:7夢が多ければ空なる言葉も多い。しかし、あなたは神を恐れよ。
5:8あなたは国のうちに貧しい者をしえたげ、公道と正義を曲げることのあるのを見ても、その事を怪しんではならない。それは位の高い人よりも、さらに高い者があって、その人をうかがうからである。そしてそれらよりもなお高い者がある。 5:9しかし、要するに耕作した田畑をもつ国には王は利益である。
5:10金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。
5:11財産が増せば、これを食う者も増す。その持ち主は目にそれを見るだけで、なんの益があるか。
5:12働く者は食べることが少なくても多くても、快く眠る。しかし飽き足りるほどの富は、彼に眠ることをゆるさない。
5:13わたしは日の下に悲しむべき悪のあるのを見た。すなわち、富はこれをたくわえるその持ち主に害を及ぼすことである。 5:14またその富は不幸な出来事によってうせ行くことである。それで、その人が子をもうけても、彼の手には何も残らない。 5:15彼は母の胎から出てきたように、すなわち裸で出てきたように帰って行く。彼はその労苦によって得た何物をもその手に携え行くことができない。 5:16人は全くその来たように、また去って行かなければならない。これもまた悲しむべき悪である。風のために労する者になんの益があるか。 5:17人は一生、暗やみと、悲しみと、多くの悩みと、病と、憤りの中にある。
5:18見よ、わたしが見たところの善かつ美なる事は、神から賜わった短い一生の間、食い、飲み、かつ日の下で労するすべての労苦によって、楽しみを得る事である。これがその分だからである。 5:19また神はすべての人に富と宝と、それを楽しむ力を与え、またその分を取らせ、その労苦によって楽しみを得させられる。これが神の賜物である。 5:20このような人は自分の生きる日のことを多く思わない。神は喜びをもって彼の心を満たされるからである。

伝道の書4章

4:4あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。 4:5あなたがたの寛容を、みんなの人に示しなさい。主は近い。 4:6何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。 4:7そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。

ピリピ人への手紙4章

 

「メッセージ要約」
「主にあっていつも喜びなさい」(ピリピ4:4)。この御言葉は、空しさと正反対の
ような生き方を勧めています。神様の喜びと私たちの喜びが一致するならば何と
幸いなことでしょう。そのことを学びましょう。

① 神が喜ばない生き方 (伝道の書5:1~17)
    自分の欲を優先して神を恐れない愚かな生き方(1~7)
    富を好む生き方(8~11)
    富により頼む空しい生き方(12~17)  

② 神が喜ばれる生き方(伝道の書5:18~20)
    神から賜った自分の人生いう考え方…神を恐れる生き方(18)
    神の賜物としての富と宝とそれを楽しむ力…神中心の生き方(19)
    神によって与えられた人生に満足する…神依存の生き方(20)

③ パウロの勧め (ピリピ4章)
    神を恐れる生き方…「主にあって…」…聖霊に満たされる(支配される)
    神中心の生き方…「求めるところを神に申し上げる」…必要が満たされる
    神依存の生き方…「神の平安」…キリストとの関係性の中で与えられる

 「神の喜び」=「神の平安」は、キリスト・イエスによって与えられるものです。
この世の喜び、この世の楽しみ、この世の富は一過性のもので変化して過ぎ去る
ものであって空しいと、伝道の書の著者は語っています。しかし、神様を恐れる者
は、すべてを支配して司っておられる永遠に変わることのない神様を認めます。
そして、へりくだって神様により頼みます。そのような者を神様は喜ばれます。
そのような考え方、感じ方、生き方を習慣づけて行くことで神様の喜びが自分の
喜びとなっていきます。これがクリスチャン人生です。
 主にあって喜ぶ人生を送りましょう。 ハレルヤ!


----------------------------
聖書の引用箇所について詳しく確認されたい方は
以下サイトもご活用ください。

■「聴くドラマ聖書」
https://graceandmercy.or.jp/app
----------------------------