message-2024/12/15
『ベツレヘム』 ミカ書5章2~4節、
マタイによる福音書1章1節~2章8節、
ルカによる福音書2章1~7節
2しかしベツレヘム・エフラタよ、
あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、
イスラエルを治める者があなたのうちから
わたしのために出る。
その出るのは昔から、いにしえの日からである。
3それゆえ、産婦の産みおとす時まで、
主は彼らを渡しおかれる。
その後その兄弟たちの残れる者は
イスラエルの子らのもとに帰る。
4彼は主の力により、
その神、主の名の威光により、
立ってその群れを養い、
彼らを安らかにおらせる。
今、彼は大いなる者となって、
地の果にまで及ぶからである。ミカ書5章
18イエス・キリストの誕生の次第はこうであった。母マリヤはヨセフと婚約していたが、まだ一緒にならない前に、聖霊によって身重になった。 19夫ヨセフは正しい人であったので、彼女のことが公けになることを好まず、ひそかに離縁しようと決心した。 20彼がこのことを思いめぐらしていたとき、主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。 21彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。 22すべてこれらのことが起ったのは、主が預言者によって言われたことの成就するためである。すなわち、
23「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。
その名はインマヌエルと呼ばれるであろう」。
これは、「神われらと共にいます」という意味である。 24ヨセフは眠りからさめた後に、主の使が命じたとおりに、マリヤを妻に迎えた。 25しかし、子が生れるまでは、彼女を知ることはなかった。そして、その子をイエスと名づけた。マタイによる福音書1章
1そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た。 2これは、クレニオがシリヤの総督であった時に行われた最初の人口調査であった。 3人々はみな登録をするために、それぞれ自分の町へ帰って行った。 4ヨセフもダビデの家系であり、またその血統であったので、ガリラヤの町ナザレを出て、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。 5それは、すでに身重になっていたいいなづけの妻マリヤと共に、登録をするためであった。 6ところが、彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、 7初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。
ルカによる福音書2章
「メッセージ要約」
「ベツレヘム」という町の名前は「パンの家」という意味があります。場所はエル
サレムから南へおよそ10㎞の所にあります。「ダビデの町」とも言われ、ダビデ王
の出身地です(サムエル記上17章12節)。
救い主イエス様の父親となったヨセフはナザレという町に住んでいましたが、
先祖ダビデ王の出身地のベツレヘムが本籍地です。今回は、救い主預言の成
就をヨセフ側から見てまいりましょう。
① 救い主がベツレヘムでお産まれになることは神のご計画 (ミカ5:2~4)
ユダの氏族のダビデ王の子孫として産まれる救い主(2)
イスラエル民族と地の果ての諸国民までも治める救い主(2、4)
主の力、主の名の威光によって人々を養い、平和をもたらす救い主(4)
② 救い主イエスを身ごもった婚約者のマリヤを妻として迎えるヨセフ(マタイ1章)
マリヤの胎内の子は自分の子ではないので婚約破棄を考えた(18~19)
夢の中に天使が現れて、神のご計画を告げられる(20~21)
救い主預言の成就…マリヤとの結婚(22~24、イザヤ7:14)
③ ベツレヘムで救い主が産まれた (マタイ1:25、2:5~6、ルカ2:1~7)
ヨセフは天使のお告げに従い、妻となった身重のマリヤを重んじた(1:25)
歴史的な秩序を支配しておられる神…人口調査(ルカ2:1~7)
学者たちは救い主誕生の地として、ミカ5:2~4を引用(マタイ2:5~6)
イエス・キリストの誕生は、歴史的な事実として学校教育の中でも教えられて
います。しかし、イエス・キリストが全人類に罪の赦しを与えるために神でありなが
ら人として生まれた救い主であると信じているのはキリスト教会だけです。私たち
は、救い主イエスによる罪の赦しを体験している者として証ししてまいりましょう。
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