『戦いについて』　エペソ人への手紙４～６章

10最後に言う。主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。 11悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。 12わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。 13それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。 14すなわち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当を胸につけ、 15平和の福音の備えを足にはき、 16その上に、信仰のたてを手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。 17また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。 18絶えず祈と願いをし、どんな時でも御霊によって祈り、そのために目をさましてうむことがなく、すべての聖徒のために祈りつづけなさい。 19また、わたしが口を開くときに語るべき言葉を賜わり、大胆に福音の奥義を明らかに示しうるように、わたしのためにも祈ってほしい。 20わたしはこの福音のための使節であり、そして鎖につながれているのであるが、つながれていても、語るべき時には大胆に語れるように祈ってほしい。
21わたしがどういう様子か、何をしているかを、あなたがたに知ってもらうために、主にあって忠実に仕えている愛する兄弟テキコが、いっさいの事を報告するであろう。 22彼をあなたがたのもとに送るのは、あなたがたがわたしたちの様子を知り、また彼によって心に励ましを受けるようになるためなのである。
23父なる神とわたしたちの主イエス・キリストから平安ならびに信仰に伴う愛が、兄弟たちにあるように。 24変らない真実をもって、わたしたちの主イエス・キリストを愛するすべての人々に、恵みがあるように。
エペソ人への手紙6章

「メッセージ要約」
先週の礼拝メッセージのテーマは、「キリストのように生きる」でした。それは、「神にか
たどって造られた新しき人を着る」（エペソ４：２４）生活です。しかし、私たちは気が付かないうちに、自分本位な考え方や感じ方によって優先順位を選択して生活してしまう者
です。そのような私たちに対して聖霊様は、「キリストのように生きる」ように導いてくださ
るお方です。自分本位に生きるか、キリストのように生きるかのせめぎ合いが私たちの日常生活です。そのせめぎ合いを「戦い」と考えて取り組んでみましょう。

①　目的を見失わないように…何のために救われたのか　（４：１～１６）
　　　　聖霊による一致を守り続ける
　　　　キリストの体としての役割…キリストのからだである教会を建て上げるため
　　　　キリストの真理と愛によって教会が成長する

②　キリストに学ぶ…新しき人を着る…光の子らしく歩む　（４：１７～６：９）
　　　　神に愛されている子供として、神に倣う生き方…神の愛に基いて生活する
　　　　聖霊に満たされて、神に喜ばれること、神のみ旨を悟る
　　　　日常の夫婦関係、親子関係、主従関係の中で神のみ旨を実行する

③　自分本位に生きるか、キリストのように生きるか…選択という戦い　（６：１０～２４）
　　　　キリストのように生きる力を神から頂く（１０）
　　　　選択という戦いの場（１１～１８）…４：１７～１９、２５～３１、５：３～２１
　　　　パウロに倣う（１９～２４）…お互いにキリストのように生きるために祈り合う

　選択という戦いは、自分の考えや感じ方と聖霊様が御言葉によって教えてくださる
神様のみ旨との間で生じるものです。それは自分の内面で起こっていることです。
そして、選択した事柄が言葉や態度、行動となって現れます。自分の心の中で起こ
っている優先順位の選択という戦いを、聖霊様に導かれて、小さい事から忠実に戦
って神様のみ旨を選び取って生活しましょう。それが日々の主からの訓練です。ハレルヤ！

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■「聴くドラマ聖書」
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