message-2025/03/23

『とりなしの祈り』 エペソ人への手紙6章10~24節、ピリピ人への手紙4章4~7節

10最後に言う。主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。 11悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。 12わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。 13それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。 14すなわち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当を胸につけ、 15平和の福音の備えを足にはき、 16その上に、信仰のたてを手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。 17また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。 18絶えず祈と願いをし、どんな時でも御霊によって祈り、そのために目をさましてうむことがなく、すべての聖徒のために祈りつづけなさい。 19また、わたしが口を開くときに語るべき言葉を賜わり、大胆に福音の奥義を明らかに示しうるように、わたしのためにも祈ってほしい。 20わたしはこの福音のための使節であり、そして鎖につながれているのであるが、つながれていても、語るべき時には大胆に語れるように祈ってほしい。
21わたしがどういう様子か、何をしているかを、あなたがたに知ってもらうために、主にあって忠実に仕えている愛する兄弟テキコが、いっさいの事を報告するであろう。 22彼をあなたがたのもとに送るのは、あなたがたがわたしたちの様子を知り、また彼によって心に励ましを受けるようになるためなのである。
23父なる神とわたしたちの主イエス・キリストから平安ならびに信仰に伴う愛が、兄弟たちにあるように。 24変らない真実をもって、わたしたちの主イエス・キリストを愛するすべての人々に、恵みがあるように。

エペソ人への手紙6章

 「メッセージ要約」
「天幕を広げる」ことを自分の器(人格)を広げることに当てはめて、「キリストのように
生きる」ことを考えました。そのためには、この世と調子を合わせないことを選択する戦いがあることをエペソ人への手紙4章~6章において学びました。この世の価値基準による考え方は、血肉(人)との戦いへと私たちを導きます。人との優劣を競うこと、見栄や意地を張ったり、いじけることなど、積極的、消極的な表れの違いはあっても、内面
における人との戦いには変わりありません。悪魔は、正当と思われる理由付けで血肉(人)との戦いに誘惑してきます。その攻撃を見分けて戦うことを学びましょう。

① 神の御言葉による自己肯定感…悪魔の策略を見分けて神に従う選択 (1~17)
    全知全能の神が共におられる…守られ、導かれ、力が与えられる(1)
    神の武具で身を固めて悪魔と戦う…真理、正義、平和、信仰(2~16)
    救いの確信と御言葉の真理によって戦う(17)

② とりなしの祈り…悪魔の策略を見抜いて戦うための祈り (18~20)
    自分のために絶えず、どんな時でも聖霊に導かれて祈る(18)
    主にある兄弟姉妹のために霊の目をさまして絶えず祈り続ける(18)
    自分の状況を兄弟姉妹に伝えて祈って頂く…パウロのように(19~20)

③ 互いのために祈って励まし合う (21~24)
    自分の状況、隣人の状況を分かち合う…祈りの課題となる(21~22)
    キリストの愛の内に留まることによる神の平安を祈る(23、ピリピ4:4~7)
    イエス・キリストを信じる信仰による救いの恵みを祈る(24)

 私たちがお互いのために、「キリストのように生きる」ことができるように祈り合うことは
とても有益なことです。私たちは、気が付かないうちにこの世の考え方、感じ方に合わ
せて優先順位を選択してしまいます。この世と調子を合わせていると、知らないうちに
血肉(人)との戦いに導かれてしまいます。聖霊様によって戦うべき相手を見分けて、戦い方を導いていただけるように、お互いのために絶えず祈りましょう。 ハレルヤ!

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■「聴くドラマ聖書」
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