message-2025/12/14

『神の愛とクリスマス Ⅲ』  ヨハネによる福音書1章

 1初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 2この言は初めに神と共にあった。 3すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。 4この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。 5光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。
6ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った。 7この人はあかしのためにきた。光についてあかしをし、彼によってすべての人が信じるためである。 8彼は光ではなく、ただ、光についてあかしをするためにきたのである。
9すべての人を照すまことの光があって、世にきた。 10彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。 11彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受けいれなかった。 12しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。 13それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。
14そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。 15ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである」。 16わたしたちすべての者は、その満ち満ちているものの中から受けて、めぐみにめぐみを加えられた。 17律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。 18神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである。

ヨハネによる福音書1章

「メッセージ要約」
「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。」 (1節)
この言(ことば)は、イエス・キリストのことです。このお方が、聖霊の力によって人の子としてマリヤの胎内に宿り、救い主としてお生まれになりました。このことをお祝いするのがクリスマスです。ヨハネによる福音書1章からクリスマスについて考えてみましょう。

① 神の子イエスの存在 (1~5、14、18)
    天地万物の創造以前に神の子イエスは父なる神と共におられた(1~3)
    命があった=人の光であった(4)=めぐみとまことに満ちている方(14)
    この光は闇の中に輝いている(5)=イエス・キリストによる恵みとまこと(18)

② 神からつかわされたバプテスマのヨハネの存在 (6~8、15、19~37)
    光である救い主イエスを証しするために神から遣わされたヨハネ(6~8、15)
    「主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声」であるヨハネ(19~28)
    「世の罪を取り除く神の小羊」とイエスを紹介するヨハネ(29、36)

③ 救い主イエスを信じる人々の存在 (9~13、16~17、37)
    イエスをキリスト(救い主)と信じて心に受け入れた者(12)
    神によって生まれた者…血すじによらず、肉の欲によらず、人の欲によらず(13)
    イエス・キリストを通して、神のめぐみとまことを受けた者(16~17)

 世の光として来られた救い主イエス様を証しするために、神様から遣わされたバプテスマのヨハネがいます。そのヨハネの言葉を聞いて救い主イエス様について行く弟子たちがいます。また、自分が出会った救い主イエス様を他の人にもお伝えしました。彼らは救い主イエス様を通して、神様の愛である恵みと真理を受け取りました(38~51節)。
クリスマスは、神様の愛である恵みと真理を、救い主イエス様を通して与えられたことをお祝いする日です。感謝します。 ハレルヤ!

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