message-2024/07/28

『人生とは』 伝道の書4章、ピリピ人への手紙3章

4:1わたしはまた、日の下に行われるすべてのしえたげを見た。見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。 4:2それで、わたしはなお生きている生存者よりも、すでに死んだ死者を、さいわいな者と思った。 4:3しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。
4:4また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
4:5愚かなる者は手をつかねて、自分の肉を食う。
4:6片手に物を満たして平穏であるのは、両手に物を満たして労苦し、風を捕えるのにまさる。
4:7わたしはまた、日の下に空なる事のあるのを見た。 4:8ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。
4:9ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。 4:10すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。 4:11またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。 4:12人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。
4:13貧しくて賢いわらべは、老いて愚かで、もはや、いさめをいれることを知らない王にまさる。 4:14たとい、その王が獄屋から出て、王位についた者であっても、また自分の国に貧しく生れて王位についた者であっても、そうである。 4:15わたしは日の下に歩むすべての民が、かのわらべのように王に代って立つのを見た。 4:16すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。しかし後に来る者は彼を喜ばない。たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。

伝道の書4章

3:10すなわち、キリストとその復活の力とを知り、その苦難にあずかって、その死のさまとひとしくなり、 3:11なんとかして死人のうちからの復活に達したいのである。 3:12わたしがすでにそれを得たとか、すでに完全な者になっているとか言うのではなく、ただ捕えようとして追い求めているのである。そうするのは、キリスト・イエスによって捕えられているからである。 3:13兄弟たちよ。わたしはすでに捕えたとは思っていない。ただこの一事を努めている。すなわち、後のものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ、 3:14目標を目ざして走り、キリスト・イエスにおいて上に召して下さる神の賞与を得ようと努めているのである。 3:15だから、わたしたちの中で全き人たちは、そのように考えるべきである。しかし、あなたがたが違った考えを持っているなら、神はそのことも示して下さるであろう。 3:16ただ、わたしたちは、達し得たところに従って進むべきである。
3:17兄弟たちよ。どうか、わたしにならう者となってほしい。また、あなたがたの模範にされているわたしたちにならって歩く人たちに、目をとめなさい。 3:18わたしがそう言うのは、キリストの十字架に敵対して歩いている者が多いからである。わたしは、彼らのことをしばしばあなたがたに話したが、今また涙を流して語る。 3:19彼らの最後は滅びである。彼らの神はその腹、彼らの栄光はその恥、彼らの思いは地上のことである。 3:20しかし、わたしたちの国籍は天にある。そこから、救主、主イエス・キリストのこられるのを、わたしたちは待ち望んでいる。 3:21彼は、万物をご自身に従わせうる力の働きによって、わたしたちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて下さるであろう。

ピリピ人への手紙3章

「メッセージ要約」 

 「栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」
(マタイ6:29) 充実した人生とはどのような人生でしょう。伝道の書4章と異邦人伝道
のために用いられたパウロの証しから学びましょう。

① 人生は空しいことばかり (伝道の書4章)
    虐げられた人々(1~3)…社会の悪に対する空しさ
    労苦の功罪(4~6)…人の競争心による空しさ
    孤独(7~12)…真実な友がいないことの空しさ
    王の権威(13~16)…貢献したことが無になる空しさ

② パウロの人生 (ピリピ3章)
    ユダヤ人としての自分の功績を益と思っていた頃(5~6)
    イエス・キリストを知ってからは、それらの功績は価値のないものとなった(7~8)
    キリストのうちに自分を見いだす人生(9~21)

③ キリストを知り続ける人生…パウロの生き方に倣う (ピリピ3:17)
     キリストの十字架の死と復活の力の中に生きる
     キリストによって捕えられている
     キリストの再臨により、復活のキリストと同じ姿に変えられることを待ち望む

 私たちがイエス様を救い主と信じる信仰によって救われたのは、神様のご計画です。
神様によって選ばれてこの世から召し出された私たちは、永遠の命に至る実を結びます。
そして、永遠の命に至る実のために福音の種を蒔き、その実を収穫します。これが、クリ
スチャンとしての生きる目的です。このことを人生の優先順位の1番にするならば、必要
なものは添えて与えられます。「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これら
のものは、すべて添えて与えられるであろう。」(マタイ6:33) 
 私たちの人生は、この優先順位を選び取るための訓練の場です。毎日しっかり訓練を
受けてまいりましょう。  ハレルヤ!


-------------------------------------------------------------------

聖書の引用箇所について詳しく確認されたい方は
以下サイトもご活用ください。

■「聴くドラマ聖書」

https://graceandmercy.or.jp/app

-------------------------------------------------------------------