message-2025/11/23

『兄弟愛』 ヘブル人への手紙13章、ヨハネの第一の手紙4章7~21節

1兄弟愛を続けなさい。 2旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。 3獄につながれている人たちを、自分も一緒につながれている心持で思いやりなさい。また、自分も同じ肉体にある者だから、苦しめられている人たちのことを、心にとめなさい。 4すべての人は、結婚を重んずべきである。また寝床を汚してはならない。神は、不品行な者や姦淫をする者をさばかれる。 5金銭を愛することをしないで、自分の持っているもので満足しなさい。主は、「わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と言われた。 6だから、わたしたちは、はばからずに言おう、
「主はわたしの助け主である。
わたしには恐れはない。
人は、わたしに何ができようか」。
7神の言をあなたがたに語った指導者たちのことを、いつも思い起しなさい。彼らの生活の最後を見て、その信仰にならいなさい。 8イエス・キリストは、きのうも、きょうも、いつまでも変ることがない。 9さまざまな違った教によって、迷わされてはならない。食物によらず、恵みによって、心を強くするがよい。食物によって歩いた者は、益を得ることがなかった。 10わたしたちには一つの祭壇がある。幕屋で仕えている者たちは、その祭壇の食物をたべる権利はない。 11なぜなら、大祭司によって罪のためにささげられるけものの血は、聖所のなかに携えて行かれるが、そのからだは、営所の外で焼かれてしまうからである。 12だから、イエスもまた、ご自分の血で民をきよめるために、門の外で苦難を受けられたのである。 13したがって、わたしたちも、彼のはずかしめを身に負い、営所の外に出て、みもとに行こうではないか。 14この地上には、永遠の都はない。きたらんとする都こそ、わたしたちの求めているものである。 15だから、わたしたちはイエスによって、さんびのいけにえ、すなわち、彼の御名をたたえるくちびるの実を、たえず神にささげようではないか。 16そして、善を行うことと施しをすることとを、忘れてはいけない。神は、このようないけにえを喜ばれる。 17あなたがたの指導者たちの言うことを聞きいれて、従いなさい。彼らは、神に言いひらきをすべき者として、あなたがたのたましいのために、目をさましている。彼らが嘆かないで、喜んでこのことをするようにしなさい。そうでないと、あなたがたの益にならない。
18わたしたちのために、祈ってほしい。わたしたちは明らかな良心を持っていると信じており、何事についても、正しく行動しようと願っている。 19わたしがあなたがたの所に早く帰れるため、祈ってくれるように、特にお願いする。

へブル人への手紙13章

7愛する者たちよ。わたしたちは互に愛し合おうではないか。愛は、神から出たものなのである。すべて愛する者は、神から生れた者であって、神を知っている。 8愛さない者は、神を知らない。神は愛である。 9神はそのひとり子を世につかわし、彼によってわたしたちを生きるようにして下さった。それによって、わたしたちに対する神の愛が明らかにされたのである。 10わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。 11愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも互に愛し合うべきである。 12神を見た者は、まだひとりもいない。もしわたしたちが互に愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに全うされるのである。
13神が御霊をわたしたちに賜わったことによって、わたしたちが神におり、神がわたしたちにいますことを知る。 14わたしたちは、父が御子を世の救主としておつかわしになったのを見て、そのあかしをするのである。 15もし人が、イエスを神の子と告白すれば、神はその人のうちにいまし、その人は神のうちにいるのである。 16わたしたちは、神がわたしたちに対して持っておられる愛を知り、かつ信じている。神は愛である。愛のうちにいる者は、神におり、神も彼にいます。 17わたしたちもこの世にあって彼のように生きているので、さばきの日に確信を持って立つことができる。そのことによって、愛がわたしたちに全うされているのである。 18愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。恐れには懲らしめが伴い、かつ恐れる者には、愛が全うされていないからである。 19わたしたちが愛し合うのは、神がまずわたしたちを愛して下さったからである。 20「神を愛している」と言いながら兄弟を憎む者は、偽り者である。現に見ている兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することはできない。 21神を愛する者は、兄弟をも愛すべきである。この戒めを、わたしたちは神から授かっている。

ヨハネの第一の手紙4章

「メッセージ要約」
ヘブル人への手紙13章1節に、「兄弟愛を続けなさい」とあります。新共同訳では、
「兄弟としていつも愛し合いなさい」と訳されています。ということは、愛し合うことが難しい時や場合があるということでもあります。13章から兄弟愛について学びましょう。

① 兄弟愛の実践 (2~6)
    弱い立場にある人々を大切にする…旅人、投獄されている人たち、苦しむ人たち
    結婚を重んじる…不貞を犯してはならない
    金銭に執着しない…主が必要を満たしてくださる

② 神の言(ことば)を重んじる (7~15)
    神の言を語ってくれた指導者たちを思い起こして倣う
    イエス・キリストはいつまでも変わらない…神の言であるイエス(ヨハネ1:1)
    永遠に変わらない神の言に堅く立つ…イエスによって永遠の都を求める

③ 兄弟愛を続ける=善(神の御旨)を行う (16~25)
    たがに敬い、祈り合う生活…「わたしたちのために、祈ってほしい」(18)
    神の祝福を祈る生活…「御旨を行うために、すべての良きものを備えてくださるように」(21)
    神の御旨(善、兄弟愛)を行う生活… 「勧めの言葉を受けいれてほしい」(22)

 「愛する者たちよ、わたしたちは互いに愛し合おうではないか。愛は神から出たものなのである。すべて愛する者は、神から生まれた者であって神を知っている。愛さない者は、神を知らない。神は愛である。」 (Ⅰヨハネ4:7~8)。イエス・キリストを救い主と信じて神の愛を知っていることが兄弟愛の源です。聖霊に満たされて御言葉を悟り、実生活に適用して実行してまいりましょう(Ⅰヨハネ4:9~21)。 ハレルヤ! 

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