message-2013/6/16
2013年6月16日 『忠実』 テモテへの第二の手紙2章2節
そして、あなたが多くの証人の前でわたしから聞いたことを、さらにほかの者たちにも教えることのできるような忠実な人々に、ゆだねなさい。
「忠実」を辞書で調べると、真心をもって仕えること、少しの誤りや偽りもなく正確であること、と述べられています。忠実には、心の姿勢と実際的行動の両面があります。
神様に対する忠実とは何でしょう。それは、神様を愛して、ご命令にしたがうことです。特にこの御言葉は、「弟子をつくる」ことについて忠実であることが述べられています。
この手紙は、パウロからテモテに書かれたもので、パウロにとってテモテは、主にある忠実な弟子であり、同労者であり、わが子のように愛すべき存在でした。この御言葉は、エペソ教会に遣わされて伝道と牧会の奉仕をしているテモテに対しての指導の言葉です。
テモテが、エペソ教会でキリストの弟子を養成するにあたっての大切なポイントが述べられています。パウロは、テモテがパウロから教えられたキリスト信仰の真理を、エペソ教会の信徒に教えるにあたって、教えられたことを他の人にも忠実に教え、指導することができる人々に教えて委ねるように指導しています。
教会の働きは、回心者を獲得するだけではなく、また、より多くの人々が出席することを求めるだけのものではありません。キリストの弟子をつくる働きです。
弟子とは、イエス様の御言葉に従って学ぶ者であり、イエス様に似た品性が人格に形造られていく者であり、イエス様のように神様と人とに奉仕することを喜びとする者です。
私たちもキリストの弟子として、教えられた御言葉の真理を忠実に実行し、その教えを次の世代に忠実に教えて、キリストの弟子をつくる働きをしていきましょう。ハレルヤ!