message-2013/6/9

2013年6月9日 『愛するということ―隣人を愛する―』

マタイによる福音書22章37~39節

 22:37 イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。
22:38 これがいちばん大切な、第一のいましめである。
22:39 第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
 

 私たちは、イエス様を信じる信仰によって、神様に愛されていることを知り、その愛に応えて、まず何よりも第一に神様を愛し、そして、神様に愛されている自分を愛して、自分と関わりのある人たちを神様の愛で愛することが求められています。

 隣人とは、広い意味では自分以外の人たちであり、狭い意味では自分が関っている人たちのことと考えることができます。

 特に身近で親密な隣人との関係が、神様の愛で愛することの訓練の場となります。

 隣人とのコミュニケーションでの大切な要素として傾聴があります。傾聴は、相手に関心を持って、相手を知るために、相手の話に耳を傾けて聴くことです。そのために私たちは、謙虚に慎重に誠実に相手の話に耳を傾ける必要があります。相手の考え、感情、願望を知るために適切な質問をして、思いやりをもって耳を傾けることが必要です。神様と同じ思いになって、「私は、あなたに関心があります」という姿勢が大切です。

 私たちは、神様が自分を愛してくださっていることを知っているならば、その愛に応えて神様を何よりも愛し、神様に愛されている自分を愛し、隣人に対しても、神様が関心をもって愛してくださっている人として、神様の愛で愛するように導かれます。

 イエス様が言われた、第一の戒めと第二の戒めを生活の場で実現していくことができるように祈り求めて行きましょう。ハレルヤ!