message-2011/10/16

10月16日 『信仰の人』 マルコによる福音書10章46~52節

10:46 それから、彼らはエリコにきた。そしてイエスが弟子たちや大ぜいの群衆と共にエリコから出かけられたとき、テマイの子、バルテマイという盲人のこじきが、道ばたにすわっていた。
10:47 ところが、ナザレのイエスだと聞いて、彼は「ダビデの子イエスよ、わたしをあわれんでください」と叫び出した。
10:48 多くの人々は彼をしかって黙らせようとしたが、彼はますます激しく叫びつづけた、「ダビデの子イエスよ、わたしをあわれんでください」。
10:49 イエスは立ちどまって、「彼を呼べ」と命じられた。そこで、人々はその盲人を呼んで言った、「喜べ、立て、おまえを呼んでおられる」。
10:50 そこで彼は上着を脱ぎ捨て、踊りあがってイエスのもとにきた。
10:51 イエスは彼にむかって言われた、「わたしに何をしてほしいのか」。その盲人は言った、「先生、見えるようになることです」。
10:52 そこでイエスは言われた、「行け、あなたの信仰があなたを救った」。すると彼は、たちまち見えるようになり、イエスに従って行った。

 この度は、信仰の人バルテマイから学びたいと思います。

 彼の心の中には、イエス様に対する揺るぎない確信がありました。

①イエス様は救い主であること

 彼はイエス様に対して、「ダビデの子イエスよ…」と呼びかけました。当時のユダヤ人は、預言書の言葉により、救い主はダビデの家系から生まれることを信じていたからでした。

②救い主イエス様は憐れみ深い方であること

 彼の周りにいた人々は、彼をイエス様の手を煩わせる者と見なして、彼を黙らせようとしましたが、彼はそのような妨害があってもあきらめずにイエス様の憐れみを求めました。

③救い主イエス様は、盲目の自分の目を見えるようにしてくださる方であること

 彼をご自身のもとに呼び寄せたイエス様は、彼に、「わたしに何をしてほしいと思っているのか」とお尋ねになりました。彼は、「目が見えるようになることです」と答えました。イエス様にはそうすることがお出来になると、彼は信じていました。

 これらの彼の姿勢を見てイエス様は、「あなたの信仰があなたを救ったのです」と言われました。イエス様は、彼の信仰姿勢を認められました。そして、彼の信仰の通りに、救い主イエス様の憐れみを受けて、目が見えるようになったのです。

 彼は、救い主イエス様を信じて弟子となり、主に従ってついて行きました。

 私たちも、彼の信仰姿勢の3点に倣って、憐れみ深い全知全能のイエス様を信じて、自分の願い求めるところを正直にお話し(お祈り)して、主のみ業を体験し、主の弟子となり、主に従ってついて行きましょう。ハレルヤ!