message-2011/9/18

9月18日 『塩味』 マルコによる福音書9章38~50節

9:38 ヨハネがイエスに言った、「先生、わたしたちについてこない者が、あなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちについてこなかったので、やめさせました」。
9:39 イエスは言われた、「やめさせないがよい。だれでもわたしの名で力あるわざを行いながら、すぐそのあとで、わたしをそしることはできない。
9:40 わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方である。
9:41 だれでも、キリストについている者だというので、あなたがたに水一杯でも飲ませてくれるものは、よく言っておくが、決してその報いからもれることはないであろう。
9:42 また、わたしを信じるこれらの小さい者のひとりをつまずかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海に投げ込まれた方が、はるかによい。
9:43 もし、あなたの片手が罪を犯させるなら、それを切り捨てなさい。両手がそろったままで地獄の消えない火の中に落ち込むよりは、片手になって命に入る方がよい。
9:44 〔地獄では、うじがつきず、火も消えることがない。〕
9:45 もし、あなたの片足が罪を犯させるなら、それを切り捨てなさい。両足がそろったままで地獄に投げ入れられるよりは、片足で命に入る方がよい。
9:46 〔地獄では、うじがつきず、火も消えることがない。〕
9:47 もし、あなたの片目が罪を犯させるなら、それを抜き出しなさい。両眼がそろったままで地獄に投げ入れられるよりは、片目になって神の国に入る方がよい。
9:48 地獄では、うじがつきず、火も消えることがない。
9:49 人はすべて火で塩づけられねばならない。
9:50 塩はよいものである。しかし、もしその塩の味がぬけたら、何によってその味が取りもどされようか。あなたがた自身の内に塩を持ちなさい。そして、互に和らぎなさい」。

 塩の用途は、料理で塩味をつける、食材が腐敗しないように混ぜ込む、食物の水分を外に出す…など。今日は、人間関係における塩味のきいた関係を考えて、特に塩の役目としての腐敗を防ぐことを取り上げて、人間関係の中での腐敗を防いで、平和な関係をつくり出す、塩味のきいたクリスチャンについて考えましょう。

 イエス様を信じている人たちの中で、イエス様のお弟子さん達と行動を共にしたくない人たちがいました。彼らに対して弟子たちは、イエスの名による業をやめさせていました。しかし、イエス様は、そのような人たちをも受け入れるべきであることを弟子たちに教えられました。(38~40節)

 そして、イエス様は弟子達に、どのような人であっても、イエス様を信じる人を大切にすることを教えられました。そして、イエス様を信じるどんな人に対しても、また、自分自身に対しても罪を犯させるようなつまずきを与えるものがあるならば、悔い改めるべきであることを勧められました。(41~48節)

 そして、イエス様を信じる弟子たちが、イエス様が語られた言葉によって自分の内に塩を持ち、清さを保つなら、他の弟子たちに対してどのように関わったら良いかが分かり、塩味のきいた言葉を語り、人間関係を新鮮に保ち、平和な関係をつくり出すことができることを教えられました。(49~50節)

 イエス様の弟子であるクリスチャンと言われる私たちも、自分の内にイエス様の言葉によって塩を持つことが大切です。そのことによって、自分の心の思いを清くしていただいて心を腐敗させず、他の人たちと関わる時に、塩で味付けられた言葉や行動に導かれて、新鮮な人間関係を保つことができるようにしてくださいます。

「いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう」 (コロサイ4:6)

 イエス様の言葉に聞き従って、塩味のきいたクリスチャンになり、新鮮で平和な人間関係をつくり出す者になりましょう。ハレルヤ!