message-2012/1/1

 2012年1月1日元旦礼拝は、特別講師の北野耕一師に御言葉を語っていただきました。

 説教題は、「『ダビデの賛歌』 詩篇23篇をささえる人々」です。  

 2012年度の教団標語は、≪宣教力UP!「あらゆる賜物を用いて、宣教の必要に応えよう≫ 聖句は、「ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、『マケドニヤに渡って来て、私たちを助けてください。』と懇願するのであった。 パウロがこの幻を見たとき、私たちはただちにマケドニヤに出かけることにした。神が私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだ、と確信したからである。」 使徒の働き16章9,10節(新改訳)です。

  尾崎教会では、例年教団標語の聖句を掛け軸にしたものを講壇の壁に掲げています。この度の聖句は掛け軸の書にまとめるのが難しかったので、パウロが幻を見て、マケドニヤに福音宣教に向かって行ったごとくに、私たちも主からの幻をいただいて福音宣教に遣わされて行くことを考えて、ヨハネによる福音書4章35節の御言葉を掲げることにしました。

  「わたしはあなたがたに言う。目をあげて畑を見なさい。 はや色づいて刈入れを待っている。」

 そのようなことも踏まえて、北野先生はダビデの信仰告白である詩篇23篇に基づいて、多くの信仰者に愛され、親しまれているこの詩篇23篇が著されるに至るまでに、ダビデは様々な人々との関わり合いを通し、主を知ったゆえに生まれた詩であるということを、ダビデの生涯から語ってくださいました。 

詩篇23篇  ダビデの歌
23:1 主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。
23:2 主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。
23:3 主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい 道に導かれる。
23:4 たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
23:5 あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、わたしのこうべに油をそそがれる。わたしの杯はあふれます。
23:6 わたしの生きているかぎりは/必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。

  そして、色づいて刈入れを待っている畑での、永遠の命に至る実を集める収穫の働きも、兄弟姉妹みんなの関わり合いによる共同の働きによって成されるものであることを教えてくださいました。

 収穫の主に拠り頼み、それぞれに与えられた分に応じて、収穫のための働き人として共に働くことを決心するときとなりました。ハレルヤ!