message-2012/1/22

2012年1月22日 『共に喜ぶ』 ヨハネによる福音書4章31~38節

4:31 その間に弟子たちはイエスに、「先生、召しあがってください」とすすめた。
4:32 ところが、イエスは言われた、「わたしには、あなたがたの知らない食物がある」。
4:33 そこで、弟子たちが互に言った、「だれかが、何か食べるものを持ってきてさしあげたのであろうか」。
4:34 イエスは彼らに言われた、「わたしの食物というのは、わたしをつかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げることである。
4:35 あなたがたは、刈入れ時が来るまでには、まだ四か月あると、言っているではないか。しかし、わたしはあなたがたに言う。目をあげて畑を見なさい。はや色づいて刈入れを待っている。
4:36 刈る者は報酬を受けて、永遠の命に至る実を集めている。まく者も刈る者も、共々に喜ぶためである。

 イエス様の最大の喜びは、「わたしの食物というのは、わたしをつかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げることである。」(4:34)とあるように、ご自身を遣わされた父なる神様のみこころを行い、そのみわざを成し遂げることが、三度の食事よりも何よりも、イエス様の喜びであり、心を満たすことでした。

 わたしをつかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げる」という働きの要点は、福音宣教の種まきであり、福音を信じて救われた人々を集めることです。 イエス様を信じている私たちもこの働きに協働するように神様のもとに召し集められた者であり、イエス様と同じ使命をいただいて遣わされて行く者でもあります。

 そのような私たちにとっての福音宣教の種まきとは、イエス様が私たちを罪から救ってくださる救い主であることを伝え、自分自身の救いの体験を伝えることです。このことに基づいて、福音の種まきには多種多様な働きがあります。

 福音を信じて救われた人々を集めることについて、「永遠の命に至る実を集めている」と36節に表現されています。それは、福音を聞いた人をイエス様を信じる信仰の決心へと導くことであり、信じる決心をした人を教会の交わりに加えていくことです。

 これらの働きをしていくときに、私たちもイエス様と同じように、「わたしをつかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げること」を喜びとする心境になれるのではないでしょうか。

 この喜びは、イエス様によって与えられる、決して渇くことのない生ける水の泉から、永遠の命に至る生ける水が湧き上がるような喜びです。(ヨハネ4:10~14)。 それは、聖霊による喜びです。(ヨハネ7:37~39) その喜びは、この地上の何ものによっても得ることのできない喜びです。その喜びによって私たちの心は満足することができ、三度の食事よりも何よりも私たちの心を満たす喜びとなります。

 主にある兄弟姉妹が、福音の種を蒔きと永遠の命に至る実を刈り取り集める働きを共にしていくときに、共々にこの喜びを共有できるのです。教会はそのような喜びに満ちているところです。主に感謝しましょう。ハレルヤ!