message-2012/9/30

2012年9月30日 『教会』 コリント人への第一の手紙3章10~17節

3:10 神から賜わった恵みによって、わたしは熟練した建築師のように、土台をすえた。そして他の人がその上に家を建てるのである。しかし、どういうふうに建てるか、それぞれ気をつけるがよい。
3:11 なぜなら、すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである。
3:12 この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、または、わらを用いて建てるならば、
3:13 それぞれの仕事は、はっきりとわかってくる。すなわち、かの日は火の中に現れて、それを明らかにし、またその火は、それぞれの仕事がどんなものであるかを、ためすであろう。
3:14 もしある人の建てた仕事がそのまま残れば、その人は報酬を受けるが、
3:15 その仕事が焼けてしまえば、損失を被るであろう。しかし彼自身は、火の中をくぐってきた者のようにではあるが、救われるであろう。
3:16 あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。
3:17 もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである。

 教会とはイエス様を信じる人たちの集まりのことであり、神様の霊である聖霊によって神様が共におられるところです。

 その教会を神様の建物としてこの聖書箇所では述べています。ただの建物ではなく、宮、つまり神殿と言われています。聖霊により神様が住まわれる建物だからです。

 教会の土台となるものは、イエス・キリストを救い主と告白する信仰です。この信仰の上に信仰者各自がどのような信仰生活を送るかが神様の前で問われます。

 信仰者に対して、旧約、新約で一貫して言われていることは、心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして神様を愛して御言葉に従い、神様と人とに仕えていくことです。そのことによって神様の栄光を現す教会となっていきます。

 コリントの教会では、信徒同士が敵対していがみ合う状況があったゆえに、パウロは彼らにこの手紙を書き送りました。まさに彼らは神の宮を破壊するようなことをしていたと言えます。彼らは、聖霊において共におられる神様の主権を認めず、人を頼り、誇るような分裂分派を起こしていました。これでは、共におられる神様の栄光を現すことはできません。

 教会は、聖霊により共におられる神様の主権を認め、神様を愛し畏れ敬い、御言葉を守り行っていくことによって、この世に対して神様の栄光を現していきます。そのことを実現していく教会として前進していきましょう。ハレルヤ!