message-2013/12/15

2013年12月15日 『神の愛を現わす』 ヨハネによる第一の手紙4章7~21節

 4:7 愛する者たちよ。わたしたちは互に愛し合おうではないか。愛は、神から出たものなのである。すべて愛する者は、神から生れた者であって、神を知っている。
 4:8 愛さない者は、神を知らない。神は愛である。
 4:9 神はそのひとり子を世につかわし、彼によってわたしたちを生きるようにして下さった。それによって、わたしたちに対する神の愛が明らかにされたのである。
 4:10 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。
 4:11 愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも互に愛し合うべきである。
 4:12 神を見た者は、まだひとりもいない。もしわたしたちが互に愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに全うされるのである。
 4:13 神が御霊をわたしたちに賜わったことによって、わたしたちが神におり、神がわたしたちにいますことを知る。
 4:14 わたしたちは、父が御子を世の救主としておつかわしになったのを見て、そのあかしをするのである。
 4:15 もし人が、イエスを神の子と告白すれば、神はその人のうちにいまし、その人は神のうちにいるのである。
 4:16 わたしたちは、神がわたしたちに対して持っておられる愛を知り、かつ信じている。神は愛である。愛のうちにいる者は、神におり、神も彼にいます。
 4:17 わたしたちもこの世にあって彼のように生きているので、さばきの日に確信を持って立つことができる。そのことによって、愛がわたしたちに全うされているのである。
 4:18 愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。恐れには懲らしめが伴い、かつ恐れる者には、愛が全うされていないからである。
 4:19 わたしたちが愛し合うのは、神がまずわたしたちを愛して下さったからである。
 4:20 「神を愛している」と言いながら兄弟を憎む者は、偽り者である。現に見ている兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することはできない。
 4:21 神を愛する者は、兄弟をも愛すべきである。この戒めを、わたしたちは神から授かっている。

 イエス様は、十字架で死なれる前の晩の弟子たちとの夕食のときに、弟子たちに「わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)とおっしゃいました。

 私たちは、「イエス様が愛してくださったように互いに愛するということはどういうことなのか」を追い求めている途上で暗中模索しているように思います。しかし、愛であられる神様に頼り、その御胸をお聞きして、知り得たところを実行していくように聖霊により導かれていることも事実です。

 父なる神様、神の子なるイエス・キリスト、神の霊である聖霊の三つで一つである天地創造の唯一の神様の中に、私たちは神様の愛を見出し、そして、その愛を人々に現わしていくことができるのだと思います。

 今現在、私たちは神様の愛のすべてを知ることはできないと思いますが、それでも、その一部分でも学ぶことができればと思います。三位一体の神様の中での関係から愛するということを学ぶならば、独立した者同士が、互いの意思を理解し、それぞれの立場、役割、働きを尊重し、一つの目的のために互いに助け合い、補い合い、支え合っていくこととも言えるのではないかと思います。

 この愛を実践していく機会は身近な生活の中に沢山あります。夫婦、親子、兄弟、親戚、職場の上司、同僚、部下、学校のクラスメート、部活の先輩後輩、先生方等々、キリストの愛を現わす場はいっぱいです。

 三位一体の神様の素晴らしい働きを聖書の言葉により教えられ、聖霊の助けによって悟り、神様の愛について学び、実際の生活の場で現わしていきましょう。ハレルヤ!