message-2013/2/17

2013年2月17日 『御霊による輪 愛の広がり』 使徒行伝8章1節~8節

8:1 サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起り、使徒以外の者はことごとく、ユダヤとサマリヤとの地方に散らされて行った。
8:2 信仰深い人たちはステパノを葬り、彼のために胸を打って、非常に悲しんだ。
8:3 ところが、サウロは家々に押し入って、男や女を引きずり出し、次々に獄に渡して、教会を荒し回った。
8:4 さて、散らされて行った人たちは、御言を宣べ伝えながら、めぐり歩いた。
8:5 ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べはじめた。
8:6 群衆はピリポの話を聞き、その行っていたしるしを見て、こぞって彼の語ることに耳を傾けた。
8:7 汚れた霊につかれた多くの人々からは、その霊が大声でわめきながら出て行くし、また、多くの中風をわずらっている者や、足のきかない者がいやされたからである。
8:8 それで、この町では人々が、大変なよろこびかたであった。

 初代エルサレム教会への迫害の中で、最初の殉教者となったステパノを殺すことに賛成していたサウロ(ギリシャ名でパウロ)の名前が特記されていますが、彼は後にイエス様の幻に出会い、回心して、福音宣教者になった人です。(使徒行伝9章)

 迫害の中で多くの信徒たちが、エルサレムからユダヤ、サマリヤに逃げて散らされました。しかし、彼らは町々で福音を宣べ伝えながら歩き巡りました。そのことにより、多くの人たちが福音を聞き、イエス・キリストを救い主と信じて救われました。

 神様のご計画を私たちは充分に計り知ることはできませんが、教会への迫害を通して、福音宣教が拡大し、救われる人々が起こされ、教会が成長していっていることを、この聖書本文を通して知ることができます。

 私たちの生活においても、なぜこのようなことが…、と思われるようなことが起こります。しかし、それが福音を宣べ伝える機会として神様がご計画しておられる時と方法なのかも知れないのです。

 ですから、私たちは、神の霊である聖霊のみ声に耳を傾けて、主の御旨がなんであるのかを教えていただいて、聖霊の導きに従い、時が良くても悪くても福音を宣べ伝える者でありたいと思います。

 そのことによって、福音宣教が拡大し、教会が成長していくイメージを幻として受け取っていきましょう。ハレルヤ!