message-2013/3/24

2013年3月24日 『受難』 ヨハネによる福音書17章6~15節

17:6 わたしは、あなたが世から選んでわたしに賜わった人々に、み名をあらわしました。彼らはあなたのものでありましたが、わたしに下さいました。そして、彼らはあなたの言葉を守りました。
17:7 いま彼らは、わたしに賜わったものはすべて、あなたから出たものであることを知りました。
17:8 なぜなら、わたしはあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け、わたしがあなたから出たものであることをほんとうに知り、また、あなたがわたしをつかわされたことを信じるに至ったからです。
17:9 わたしは彼らのためにお願いします。わたしがお願いするのは、この世のためにではなく、あなたがわたしに賜わった者たちのためです。彼らはあなたのものなのです。
17:10 わたしのものは皆あなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。
17:11 わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。
17:12 わたしが彼らと一緒にいた間は、あなたからいただいた御名によって彼らを守り、また保護してまいりました。彼らのうち、だれも滅びず、ただ滅びの子だけが滅びました。それは聖書が成就するためでした。
17:13 今わたしはみもとに参ります。そして世にいる間にこれらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためであります。
17:14 わたしは彼らに御言を与えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世のものでないように、彼らも世のものではないからです。
17:15 わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、彼らを悪しき者から守って下さることであります。

 イエス様は十字架で死なれる前の晩、弟子達と共に過ごされました。イエス様は彼らを最後まで愛されて彼らに御言葉を語り、愛の業をなさいました。その後、17章に記されている祈りを父なる神様に捧げられました。イエス様は弟子たちのために、「彼らを悪しき者から守って下さること」(15節)を祈られました。それは、父なる神様とイエス様が愛によって一つであるように、弟子たちも神様の愛のうちにとどまって一つとなり、聖霊による神様の喜びの中で信仰生活を送るためです。

 祈りは愛です。イエス様は、弟子たちのために最後の最後まで祈られました。イエス様を信じている私たちもイエス様の弟子たちですから、私たちもイエス様にとことん愛され祈られています。

 イエス様は、十字架の死に至るまで、父なる神様を愛し、私たちを愛されたのです。そのことにより私たちは、イエス様によって自分は価値ある存在なのだということを知り、誇りとすることができます。

 イエス様は、私たちに罪の赦しの道を与えるために、十字架の死という大きな苦悩と苦痛を受けることを覚悟して、私たちを愛し尽くして祈られました。

 イエス様による神様の愛の中にとどまり続けましょう。ハレルヤ!