message-2013/6/30

2013年6月30日 『特権』 ヨハネの第一の手紙5章1~5節

5:1 すべてイエスのキリストであることを信じる者は、神から生れた者である。すべて生んで下さったかたを愛する者は、そのかたから生れた者をも愛するのである。
5:2 神を愛してその戒めを行えば、それによってわたしたちは、神の子たちを愛していることを知るのである。
5:3 神を愛するとは、すなわち、その戒めを守ることである。そして、その戒めはむずかしいものではない。
5:4 なぜなら、すべて神から生れた者は、世に勝つからである。そして、わたしたちの信仰こそ、世に勝たしめた勝利の力である。
5:5 世に勝つ者はだれか。イエスを神の子と信じる者ではないか。

 私たちには、「世に勝つ」という特権が与えられています。

 ここでの世に勝つとは、この世で生活する中で、神様を愛し、神様の御言葉を守り行うことを実行していくことを言います。

 この世は悪の霊の権威が猛威をふるって、神様と人とを引き離して断絶状態にしようとする影響力が支配しています。神様の御言葉を悟ることができないようにし、人の欲に働きかけて罪へと誘惑し、神様よりも他のものを愛し慕うように仕向けています。そのような世において、神様を愛し、神様の御言葉を守り行っていくことが世に勝つことなのです。

「すべて神から生れた者は罪を犯さないことを、わたしたちは知っている。神から生れたかたが彼を守っていて下さるので、悪しき者が手を触れるようなことはない。 また、わたしたちは神から出た者であり、全世界は悪しき者の配下にあることを、知っている。 さらに、神の子がきて、真実なかたを知る知力をわたしたちに授けて下さったことも、知っている。そして、わたしたちは、真実なかたにおり、御子イエス・キリストにおるのである。このかたは真実な神であり、永遠のいのちである。 子たちよ。気をつけて、偶像を避けなさい。」(Ⅰヨハネ5:18~21)

 私たちが、イエス様を救い主と信じる信仰によって救われているといことにより、世に勝つ者となっています。

 そして、その信仰によって、神様を愛し、神様の御言葉を守り行うという生活に導かれていることが世に勝っているということです。

 私たちは、イエス様によって選ばれて信仰によって救われ、キリストの弟子としてそれぞれの生活の場に遣わされています。神様を愛し、御言葉を守り行うことによって、キリストの品性の実を人格の内に結び、また、人々にイエス様の福音を宣べ伝えることによって救いの実を結び、そして、彼らをキリストの弟子として育てていくならば、完全に世に勝っていると言えます。

「世に勝つ者はだれか。イエスを神の子と信じる者ではないか。」(5節)

 「世に勝つ」者としての特権を充分に理解して、イエス様によって勝利の生活をしていきましょう。ハレルヤ!