message-2013/7/7

2013年7月7日 『祭司』 ヘブル人への手紙10章19節~22節

10:19 兄弟たちよ。こういうわけで、わたしたちはイエスの血によって、はばかることなく聖所にはいることができ、
10:20 彼の肉体なる幕をとおり、わたしたちのために開いて下さった新しい生きた道をとおって、はいって行くことができるのであり、
10:21 さらに、神の家を治める大いなる祭司があるのだから、
10:22 心はすすがれて良心のとがめを去り、からだは清い水で洗われ、まごころをもって信仰の確信に満たされつつ、みまえに近づこうではないか。

 ヘブル人への手紙は、1章から神の御子イエス・キリストの本質について述べられ、特に、2章から大祭司の務めをしておられるイエス様について、あらゆる角度から説明されています。ヘブル人は、イスラエル民族、またはユダヤ人と呼ばれる人たちで、旧約聖書にある旧い契約における選びの民であり、神様から授けられた律法を守り行うことを重視し、律法の規定に反した場合は、罪の赦しを受けるために、祭司の仲介により動物の血が流され、犠牲が捧げられて罪が贖われました。

 祭司の長である大祭司は、年に一度、神殿のもっとも神聖な場所である至聖所に罪の赦しの犠牲の血を携えて入り、神様の御前で人々の罪の赦しのために仲介をしました。

 イエス様は、私たちの罪を赦すために十字架刑の死によって流されたご自身の犠牲の血を携えて、天上の雛型として造られた地上の神殿の至聖所ではなく、天上の神の御前における本物の至聖所において、あわれみ深い忠実な大祭司として仲介し、とりなしてくださっています。

 イエス様を信じる私たちは大祭司イエス様に信頼して、罪の赦しをいただいて、大胆に神様の御前に近づくことができます。そして、神様の御前で私たちは、イエス様の弟子として、神様と人々との仲介をする祭司となって、人々が罪から救われるためにとりなしの祈りを捧げ、また、神様の御心であるイエス様による罪からの救いを人々に伝える務めをします。

 イエス様により罪赦され、神様と和解させていただいた者として、神様の御前に大胆に進み行き、イエス様と共に神様と人々との仲介者としての祭司の務めをしていきましょう。ハレルヤ!