message-2014/2/23

2014年2月23日 『御霊に導かれる』 ルカによる福音書4章1~13節


 4:1 さて、イエスは聖霊に満ちてヨルダン川から帰り、
 4:2 荒野を四十日のあいだ御霊にひきまわされて、悪魔の試みにあわれた。そのあいだ何も食べず、その日数がつきると、空腹になられた。
 4:3 そこで悪魔が言った、「もしあなたが神の子であるなら、この石に、パンになれと命じてごらんなさい」。
 4:4 イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」。
 4:5 それから、悪魔はイエスを高い所へ連れて行き、またたくまに世界のすべての国々を見せて
 4:6 言った、「これらの国々の権威と栄華とをみんな、あなたにあげましょう。それらはわたしに任せられていて、だれでも好きな人にあげてよいのですから。
 4:7 それで、もしあなたがわたしの前にひざまずくなら、これを全部あなたのものにしてあげましょう」。
 4:8 イエスは答えて言われた、「『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。
 4:9 それから悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、宮の頂上に立たせて言った、「もしあなたが神の子であるなら、ここから下へ飛びおりてごらんなさい。
 4:10 『神はあなたのために、御使たちに命じてあなたを守らせるであろう』とあり、
 4:11 また、『あなたの足が石に打ちつけられないように、彼らはあなたを手でささえるであろう』とも書いてあります」。
 4:12 イエスは答えて言われた、「『主なるあなたの神を試みてはならない』と言われている」。
 4:13 悪魔はあらゆる試みをしつくして、一時イエスを離れた。

 この聖書箇所の前の3章では、救い主の道を備えるために神様から遣わされ、罪の悔い改めに導く洗礼を授けていた洗礼者ヨハネから、イエス様も洗礼を受けられた記事が書かれています。その後、イエス様は40日間の断食と悪魔の誘惑にあわれました。

 「荒野を四十日のあいだ御霊にひきまわされて、悪魔の試みにあわれた」(2節)とあるように、このことは、神様の霊(御霊)である聖霊によってなされた父なる神様のご計画であったのです。

 イエス様は、40日間の断食という肉体的にも精神的にも非常に困難な状態の時に悪魔の巧妙な誘惑にあわれましたが、すべてにおいて御言葉によって誘惑に打ち勝って父なる神様に対して罪を犯すことはありませんでした。

 悪魔は、神であり人となられた救い主イエス様に対して、父なる神様の救いの計画である御心を実行させないために、神様の御心とは違う的外れなことにイエス様の神としての力を使わせようと誘惑しています。

 私たち信仰者も悪魔の誘惑を受けて信仰が試されることがあります。それは、私たちを成熟した信仰者に成長させるための神様からの訓練の時でもあるのです。しかし、私たちはイエス様のようではないので、神様の御心ではない的外れなことを選択してしまって誘惑の罠にはまり、神様に対して罪を犯してしまうことがあるのです。そういう時、イエス様がどのような時にも神様の御心のど真ん中を歩まれたことを思い、聖霊に導かれて罪を認めて告白し、悔い改めてイエス様に依り頼み、イエス様によって罪の赦しをいただいていることを確信して、神様の御心に従う新たな歩みへと導かれていくのです。そうすることによって、私たちの内なる霊は新たにされて、イエス様の似姿に造り変えれられていくのです。

 聖霊に導かれて主からの訓練をしっかり受けて、イエス様に似た者に日々造り変えていただきましょう。ハレルヤ!