message-2024/05/12

 『預言者としての祭司』 ペテロの第1の手紙2章~3章17節

2:1だから、あらゆる悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、いっさいの悪口を捨てて、 2:2今生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育ち、救に入るようになるためである。 2:3あなたがたは、主が恵み深いかたであることを、すでに味わい知ったはずである。 2:4主は、人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石である。 2:5この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって、イエス・キリストにより、神によろこばれる霊のいけにえを、ささげなさい。 2:6聖書にこう書いてある、「見よ、わたしはシオンに、
選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。
それにより頼む者は、
決して、失望に終ることがない」。
2:7この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものであるが、不信仰な人々には「家造りらの捨てた石で、隅のかしら石となったもの」、 2:8また「つまずきの石、妨げの岩」である。しかし、彼らがつまずくのは、御言に従わないからであって、彼らは、実は、そうなるように定められていたのである。 2:9しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。 2:10あなたがたは、以前は神の民でなかったが、いまは神の民であり、以前は、あわれみを受けたことのない者であったが、いまは、あわれみを受けた者となっている。

ペテロの第1の手紙2章

「メッセージ要約」 

祭司である私たちの務めは、キリストにあって神様と人との仲介をすることです。

自分を含めて人々の罪の赦しのためにとりなして祈ります。そして、神様の御心としての

キリストの福音を人々に伝えます。それは、人々の罪の赦しについて預言するということ

でもあります。罪と訳されている原語には「的外れ」という意味があります。では、何から

的が外れているのでしょう。それは、神様の御心から的が外れているということです。

私たちはそのことを聖霊様に教えて頂いて、自分と隣人に預言的に語る者なのです。

① 祭司としての私たちの生活態度 (2:1~5)

    あらゆる悪意、偽り、偽善、そねみ、悪口を捨てる 

    神の御言葉を熱心に慕い求める

    教会の交わりに加えられて、聖なる祭司として霊とまこととをもって礼拝する

② 祭司としての私たちは、大祭司イエス・キリストにより頼む (2:6~10)

    イエス・キリストの福音を信じて罪赦されて救われた者は祭司となる

    私たちは選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民となった

    神のあわれみによって神の国の民(祭司)とされた恵みを人々に語り伝える

③ 祭司としての聖よさを保つ…悪を避けて善(神の御心)を行う (2:11~3:17)

    キリストを信じていない人々の中で善(神の御心)を行う…人々の救いのため

    置かれている社会秩序の中で善(神の御心)を行う…自由に神の御心を行う

    職場で、家庭で、教会で善(神の御心)を行う…キリストを証しするため

 私たちは、この世から選ばれて救い主イエス様を信じる信仰によって罪が赦されまし

た。そして、神の国の民となり聖なる祭司とされました。この自覚を揺るがされることなく

保ち続けましょう(アイデンティティー・自己同一性)。私たちは祭司としてのふさわしい

心の態度、生活態度が求められます。それは、私たちがキリストの証人として効果的な

働きをするためです。人々をキリストに導くために必要な善(神様の御心)を聖霊様に教

えて頂きましょう。そして、救いを必要としている人々に、自分が体験しているキリストによ

る神様の愛を語り伝えましょう。それが預言者としての祭司の務めです。 ハレルヤ!

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