message-2024/05/05

『預言者バプテスマのヨハネ』 ルカによる福音書1章、3章1~22節、7:18~35節、マタイによる福音書3章、マルコによる福音書1章2~11節、ヨハネによる福音書1章6~8節、19~37節

1:8さてザカリヤは、その組が当番になり神のみまえに祭司の務をしていたとき、 1:9祭司職の慣例に従ってくじを引いたところ、主の聖所にはいって香をたくことになった。 1:10香をたいている間、多くの民衆はみな外で祈っていた。 1:11すると主の御使が現れて、香壇の右に立った。 1:12ザカリヤはこれを見て、おじ惑い、恐怖の念に襲われた。 1:13そこで御使が彼に言った、「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。 1:14彼はあなたに喜びと楽しみとをもたらし、多くの人々もその誕生を喜ぶであろう。 1:15彼は主のみまえに大いなる者となり、ぶどう酒や強い酒をいっさい飲まず、母の胎内にいる時からすでに聖霊に満たされており、 1:16そして、イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう。 1:17彼はエリヤの霊と力とをもって、みまえに先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に義人の思いを持たせて、整えられた民を主に備えるであろう」。

ルカによる福音書 1章

3:1皇帝テベリオ在位の第十五年、ポンテオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデがガリラヤの領主、その兄弟ピリポがイツリヤ・テラコニテ地方の領主、ルサニヤがアビレネの領主、 3:2アンナスとカヤパとが大祭司であったとき、神の言が荒野でザカリヤの子ヨハネに臨んだ。 3:3彼はヨルダンのほとりの全地方に行って、罪のゆるしを得させる悔改めのバプテスマを宣べ伝えた。 3:4それは、預言者イザヤの言葉の書に書いてあるとおりである。すなわち「荒野で呼ばわる者の声がする、
『主の道を備えよ、
その道筋をまっすぐにせよ』。
3:5すべての谷は埋められ、
すべての山と丘とは、平らにされ、
曲ったところはまっすぐに、
わるい道はならされ、
3:6人はみな神の救を見るであろう」。

ルカによる福音書 3章

 「メッセージ要約」

バプテスマのヨハネは、「罪の赦しを得させる悔い改めのバプテスマ」を宣べ伝えてい

ました(3:3)。彼は、母の胎内にいた時から聖霊に満たされていました(1:15)。彼に

よって、イザヤ書40章3~5節の御言葉が成就したと言われています(3:4~5)。

 預言者としての彼の働きに注目しましょう。

① バプテスマのヨハネの使命 

    イスラエル民族の多くの人々を主なる神に立ち帰らせる…悔改めに導く

    イエスに洗礼を授ける…イエスが洗礼を受けることは弟子達の模範となる

    救い主イエスを人々に紹介する(証しする)…「世の罪を取り除く神の小羊イエス」

② 主は、バプテスマのヨハネに御言葉を授けられた…預言者として遣わすため

    救い主イエスが公生涯に入られる時…救い主イエスの洗礼(バプテスマ)

    救い主イエスを紹介する言葉を授けられた…聖霊によって主の御言葉を悟る

    救い主イエスのために道を備える…罪の赦しを得させる悔い改めの洗礼

    

③ バプテスマのヨハネに与えられた使命の実行…預言者としての働き

    使命を実行するために備えられた…預言者としての資質を備える(ルカ1章)

    恐れなく使命を実行した…人々に罪の悔改めを勧めた(ルカ3章)

    母親の胎内にいるときから聖霊に満たされて、主に導かれて使命を実行した

 イエス様はバプテスマのヨハネを「預言者以上の者である」と言われました。また、彼は

人間の中で最も偉大な人物であると言われました。そして、イエス様は続けて「神の国で

最も小さい者も、彼より偉大である」と言われました(7:26~28)。バプテスマのヨハネは

旧約時代の最後の偉大な預言者です。しかし、新約時代の教会の私たちは彼よりも偉大

だと言われるのです。それは、イエス様を信じて罪赦されて聖霊様が内住されているから

なのです。この救いの恵みを大胆に証ししましょう。 ハレルヤ!

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■「聴くドラマ聖書」

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