message-2024/05/19
『ペンテコステの日に』 使徒行伝1章、2章
1:3イエスは苦難を受けたのち、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。 1:4そして食事を共にしているとき、彼らにお命じになった、「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい。 1:5すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」。1:6さて、弟子たちが一緒に集まったとき、イエスに問うて言った、「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」。 1:7彼らに言われた、「時期や場合は、父がご自分の権威によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。 1:8ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。 1:9こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。 1:10イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて 1:11言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。1:12それから彼らは、オリブという山を下ってエルサレムに帰った。この山はエルサレムに近く、安息日に許されている距離のところにある。 1:13彼らは、市内に行って、その泊まっていた屋上の間にあがった。その人たちは、ペテロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党のシモンとヤコブの子ユダとであった。 1:14彼らはみな、婦人たち、特にイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちと共に、心を合わせて、ひたすら祈をしていた。
使徒行伝1章
2:1五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、 2:2突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。 2:3また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。 2:4すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。2:5さて、エルサレムには、天下のあらゆる国々から、信仰深いユダヤ人たちがきて住んでいたが、 2:6この物音に大ぜいの人が集まってきて、彼らの生れ故郷の国語で、使徒たちが話しているのを、だれもかれも聞いてあっけに取られた。 2:7そして驚き怪しんで言った、「見よ、いま話しているこの人たちは、皆ガリラヤ人ではないか。 2:8それだのに、わたしたちがそれぞれ、生れ故郷の国語を彼らから聞かされるとは、いったい、どうしたことか。 2:9わたしたちの中には、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人もおれば、メソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、 2:10フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者もいるし、またローマ人で旅にきている者、 2:11ユダヤ人と改宗者、クレテ人とアラビヤ人もいるのだが、あの人々がわたしたちの国語で、神の大きな働きを述べるのを聞くとは、どうしたことか」。 2:12みんなの者は驚き惑って、互に言い合った、「これは、いったい、どういうわけなのだろう」。 2:13しかし、ほかの人たちはあざ笑って、「あの人たちは新しい酒で酔っているのだ」と言った。2:14そこで、ペテロが十一人の者と共に立ちあがり、声をあげて人々に語りかけた。「ユダヤの人たち、ならびにエルサレムに住むすべてのかたがた、どうか、この事を知っていただきたい。わたしの言うことに耳を傾けていただきたい。 2:15今は朝の九時であるから、この人たちは、あなたがたが思っているように、酒に酔っているのではない。 2:16そうではなく、これは預言者ヨエルが預言していたことに外ならないのである。すなわち、
2:17『神がこう仰せになる。
終りの時には、
わたしの霊をすべての人に注ごう。
そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、
若者たちは幻を見、
老人たちは夢を見るであろう。
2:18その時には、わたしの男女の僕たちにも
わたしの霊を注ごう。
そして彼らも預言をするであろう。
2:19また、上では、天に奇跡を見せ、
下では、地にしるしを、
すなわち、血と火と立ちこめる煙とを、
見せるであろう。
2:20主の大いなる輝かしい日が来る前に、
日はやみに
月は血に変るであろう。
2:21そのとき、主の名を呼び求める者は、
みな救われるであろう』。
使徒行伝2章
「メッセージ要約」
復活されたイエス様は40日間弟子達に現れて、神様が支配される国のこと、ご自分が
救い主(キリスト)であることを旧約聖書の言葉を引用して教えられました。その後、天にお
られる父なる神様の御許に昇って行かれました。
イエス様が天に昇られる前に弟子達に語られた約束の言葉と、その約束が弟子達に成
就されたことを使徒行伝1章、2章から学びましょう。
① 聖霊によるバプテスマ(浸される)…聖霊に満たされる…聖霊に支配される
イエスを救い主と信じる弟子たちに、父なる神が約束された聖霊が授けられる
聖霊が授けられると、イエスを証しする力が与えられる(1:8)
弟子たちはエルサレムに留まって、約束の聖霊が授けられるのを待ち望んだ
② 五旬節(ペンテコステ)の日に弟子たちは約束の聖霊を授けられて聖霊に満たされた
聖霊(御霊)が語らせるままにいろいろの他国の言葉で語り出した(2:4)
この出来事に、他国からエルサレムに移り住んでいた人々は驚き怪しんだ
この現象について、新しい酒を飲んで酔っ払っているものと判断しようとした
③ 聖霊に満たされた弟子のペテロの弁明
酒に酔っているのではなく、預言者ヨエルの預言が成就した(ヨエル2:28~32)
イエスを十字架につけた指導者たちの罪を、恐れなく大胆に指摘するペテロ
聖霊の働きによって人々が罪の悔い改めに導かれ、三千人ほどが救われた
聖霊によるバプテスマ(満たし、支配)を授けられた弟子たちは、聖霊が語らせる言葉で
語り出しました(異言)。そして、聖霊に満たされたペテロは大胆にイエス様が救い主であ
ることを語りました。私たちも聖霊に満たされるときに恐れることなく大胆に、語るべき時に、
語るべき人に、聞く人が理解できる内容でイエス様の救いの恵みを語ることができます。
そのために、聖霊の満たしを求め、そして、異言で神様に向かって語りましょう。
人々の救いのために自分を主に捧げて、主に用いて頂きましょう。 ハレルヤ!
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