message-2024/09/01
『探求』 伝道の書9章、ヨハネによる福音書3章、7章37~52節、19章38~42節
9日の下で神から賜わったあなたの空なる命の日の間、あなたはその愛する妻と共に楽しく暮すがよい。これはあなたが世にあってうける分、あなたが日の下で労する労苦によって得るものだからである。 10すべてあなたの手のなしうる事は、力をつくしてなせ。あなたの行く陰府には、わざも、計略も、知識も、知恵もないからである。
11わたしはまた日の下を見たが、必ずしも速い者が競走に勝つのではなく、強い者が戦いに勝つのでもない。また賢い者がパンを得るのでもなく、さとき者が富を得るのでもない。また知識ある者が恵みを得るのでもない。しかし時と災難はすべての人に臨む。 12人はその時を知らない。魚がわざわいの網にかかり、鳥がわなにかかるように、人の子らもわざわいの時が突然彼らに臨む時、それにかかるのである。伝道の書9章
1パリサイ人のひとりで、その名をニコデモというユダヤ人の指導者があった。 2この人が夜イエスのもとにきて言った、「先生、わたしたちはあなたが神からこられた教師であることを知っています。神がご一緒でないなら、あなたがなさっておられるようなしるしは、だれにもできはしません」。 3イエスは答えて言われた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」。 4ニコデモは言った、「人は年をとってから生れることが、どうしてできますか。もう一度、母の胎にはいって生れることができましょうか」。 5イエスは答えられた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。 6肉から生れる者は肉であり、霊から生れる者は霊である。 7あなたがたは新しく生れなければならないと、わたしが言ったからとて、不思議に思うには及ばない。 8風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである」。 9ニコデモはイエスに答えて言った、「どうして、そんなことがあり得ましょうか」。 10イエスは彼に答えて言われた、「あなたはイスラエルの教師でありながら、これぐらいのことがわからないのか。 11よくよく言っておく。わたしたちは自分の知っていることを語り、また自分の見たことをあかししているのに、あなたがたはわたしたちのあかしを受けいれない。 12わたしが地上のことを語っているのに、あなたがたが信じないならば、天上のことを語った場合、どうしてそれを信じるだろうか。 13天から下ってきた者、すなわち人の子のほかには、だれも天に上った者はない。 14そして、ちょうどモーセが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない。 15それは彼を信じる者が、すべて永遠の命を得るためである」。
ヨハネによる福音書3章
43こうして、群衆の間にイエスのことで分争が生じた。 44彼らのうちのある人々は、イエスを捕えようと思ったが、だれひとり手をかける者はなかった。
45さて、下役どもが祭司長たちやパリサイ人たちのところに帰ってきたので、彼らはその下役どもに言った、「なぜ、あの人を連れてこなかったのか」。 46下役どもは答えた、「この人の語るように語った者は、これまでにありませんでした」。 47パリサイ人たちが彼らに答えた、「あなたがたまでが、だまされているのではないか。 48役人たちやパリサイ人たちの中で、ひとりでも彼を信じた者があっただろうか。 49律法をわきまえないこの群衆は、のろわれている」。 50彼らの中のひとりで、以前にイエスに会いにきたことのあるニコデモが、彼らに言った、 51「わたしたちの律法によれば、まずその人の言い分を聞き、その人のしたことを知った上でなければ、さばくことをしないのではないか」。 52彼らは答えて言った、「あなたもガリラヤ出なのか。よく調べてみなさい、ガリラヤからは預言者が出るものではないことが、わかるだろう」。ヨハネによる福音書7章
38そののち、ユダヤ人をはばかって、ひそかにイエスの弟子となったアリマタヤのヨセフという人が、イエスの死体を取りおろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトはそれを許したので、彼はイエスの死体を取りおろしに行った。 39また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とをまぜたものを百斤ほど持ってきた。 40彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた。 41イエスが十字架にかけられた所には、一つの園があり、そこにはまだだれも葬られたことのない新しい墓があった。 42その日はユダヤ人の準備の日であったので、その墓が近くにあったため、イエスをそこに納めた。
ヨハネによる福音書19章
「メッセージ要約」
「地上に行われるわざを昼も夜も眠らずに窮めようとしたとき、わたしは神のもろもろの
わざを見たが、人は日の下に行われるわざを窮めることはできない」(伝道の書8章16
~17節)。著者の伝道者は、すべての人に起こるすべての事柄に神様の支配とご計画
と目的(神の知恵)があることを認めて、「なぜ?」「どうして?」そのようなことが起こるの
かを探求しました。しかし、彼は知り尽くすことができないことを悟りました。
皆さんも何かを探求された経験があると思います。変わることのない真実な愛を探究
するときにイエス様に出会います。
① すべての人に神のご計画がある (伝道の書9:1~12)
人の行いによらず、悪いことはすべての人に起こる(1~6)
神から賜った命ある日の間、人生を楽しむ(7~10)
人生には思いがけないことが起こる(11~12)
② 知恵の実例 (伝道の書9:13~18)
知恵のある貧しい人がしたことは、人の記憶に残らない(13~15)
知恵(知者の言葉)は力(権力)に勝る(16~17)
知恵は武器に勝る(18)
③ 真理(神の知恵)を探究するニコデモ (ヨハネによる福音書)
真理を求めてイエスの所に来たニコデモ(3:1~2)
イエスの知恵ある言葉を理解できないニコデモ(3:3~21、31~36)
ニコデモはイエスを救い主と信じて救われたのか?(7:37~52、19:38~42)
イエス様の御言葉(聖書の言葉)は神様の知恵です。その真意(真理)を理解するこ
とができるのは聖霊様の働きによるものです(3:31~36)。聖霊様に導かれて、自分
の人生、すべての人の人生、世の中の様々な事象について、神様の支配とご計画、目
的を探り究め見極めて行くときに、すべてを知り尽くすことのできない自分の限界を知り、
善悪の判断を神様に委ね、神様を恐れる人生に導かれるでしょう。 ハレルヤ!
----------------------------
聖書の引用箇所について詳しく確認されたい方は
以下サイトもご活用ください。
■「聴くドラマ聖書」
https://graceandmercy.or.jp/app
----------------------------