message-2024/10/13

『花婿の愛』 雅歌3章、コリント人への第1の手紙13章

1わたしは夜、床の上で、
わが魂の愛する者をたずねた。
わたしは彼をたずねたが、見つからなかった。
わたしは彼を呼んだが、答がなかった。
2「わたしは今起きて、町をまわり歩き、
街路や広場で、わが魂の愛する者をたずねよう」と、
彼をたずねたが、見つからなかった。
3町をまわり歩く夜回りたちに出会ったので、
「あなたがたは、
わが魂の愛する者を見ましたか」と尋ねた。
4わたしが彼らと別れて行くとすぐ、
わが魂の愛する者に出会った。
わたしは彼を引き留めて行かせず、
ついにわが母の家につれて行き、
わたしを産んだ者のへやにはいった。
5エルサレムの娘たちよ、
わたしは、かもしかと野の雌じかをさして、
あなたがたに誓い、お願いする、
愛のおのずから起るときまでは、
ことさらに呼び起すことも、
さますこともしないように。
6没薬、乳香など、商人のもろもろの香料をもって、
かおりを放ち、
煙の柱のように、荒野から上って来るものは何か。
7見よ、あれはソロモンの乗物で、
六十人の勇士がそのまわりにいる。
イスラエルの勇士で、
8皆、つるぎをとり、戦いをよくし、
おのおの腰に剣を帯びて、夜の危険に備えている。
9ソロモン王はレバノンの木をもって、
自分のために輿をつくった。
10その柱は銀、そのうしろは金、
その座は紫の布でつくった。
その内部にはエルサレムの娘たちが、
愛情をこめてつくった物を張りつけた。
11シオンの娘たちよ、出てきてソロモン王を見よ。
彼は婚姻の日、心の喜びの日に、
その母の彼にかぶらせた冠をいただいている。

雅歌3章

4愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。 5不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。 6不義を喜ばないで真理を喜ぶ。 7そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。
8愛はいつまでも絶えることがない。しかし、預言はすたれ、異言はやみ、知識はすたれるであろう。 9なぜなら、わたしたちの知るところは一部分であり、預言するところも一部分にすぎない。 10全きものが来る時には、部分的なものはすたれる。 11わたしたちが幼な子であった時には、幼な子らしく語り、幼な子らしく感じ、また、幼な子らしく考えていた。しかし、おとなとなった今は、幼な子らしいことを捨ててしまった。 12わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。わたしの知るところは、今は一部分にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。 13このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。

コリント人への第一の手紙13章

「メッセージ要約」 
雅歌3章は、婚礼の日を迎える花嫁の不安と喜びが描かれています。花嫁が花婿を
愛するあまり、花婿がどこかに行ってしまうような不安に襲われて、花婿を見失う夢を見
たのであろうと思われます。しかし、花婿は花嫁を迎えるために入念に準備して婚礼の
日を迎えようとしていたのです。私たちも花婿なるイエス様の愛を見失っているときはな
いだろうかということを思い巡らしてみましょう。

① 婚礼の日を前にして、花嫁の不安定な心情と花婿の最善の努力 (雅歌3章)
    夢の中で花婿を見失い捜しあてる花嫁(1~4)
    花婿が花嫁を大切に思っている言葉(5)
    花婿は大切な花嫁を迎えるために最善の努力を惜しまなかった(3~11)

➁ 愛が無ければすべての事は空しい (Ⅰコリント13章)
    愛が無ければ、いっさいは無益…イエスが私たちを愛されたように互いに愛する
    キリストの愛…寛容、情け深い、ねたむことをしない、高ぶらない、誇らない、不
             作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをい
             だかない、不義を喜ばないで真理を喜ぶ、すべてを忍び、すべて
             を信じ、すべてを望み、すべてを耐える…愛はいつまでも絶えない
    その時…全きものが来る時(10)=キリストの再臨の時=信仰と希望が完結する
          =キリストと顔と顔とを合わせて見る=キリストと教会の婚礼が始まる
     キリストが私たちを完全に知られているように、私たちも完全に知る=愛の完成

 私たちの信仰生活においてはキリストを見失うことがあります。そして、キリストの愛の
実践に悩むことがあります。しかし、私たちがどのような者であったとしても、キリストは私
たちのことを完全に知って受け入れてくださるのです。ここにキリストの愛があるのです。
 花婿なるキリストの再臨の日を待ち望み、キリストを熱烈に慕い求める花嫁として導か
れてまいりましょう。私たちの心をそのように揺り動かしてくださるのは聖霊様です。聖霊
様によって信仰と希望と愛を受け取ってまいりましょう。 ハレルヤ!

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