message-2024/10/20
『わが愛する者』 雅歌4章、ヨハネによる福音書17章
1わが愛する者よ、
見よ、あなたは美しい、見よ、あなたは美しい。
あなたの目は、顔おおいのうしろにあって、
はとのようだ
あなたの髪はギレアデの山を下る
やぎの群れのようだ。
2あなたの歯は洗い場から上ってきた
毛を切られた雌羊の群れのようだ。
みな二子を産んで、一匹も子のないものはない。
3あなたのくちびるは紅の糸のようで、
その口は愛らしい。
あなたのほおは顔おおいのうしろにあって、
ざくろの片われのようだ。
4あなたの首は武器倉のために建てた
ダビデのやぐらのようだ。
その上には一千の盾を掛けつらね、
みな勇士の大盾である。
5あなたの両乳ぶさは、
かもしかの二子である二匹の子じかが、
ゆりの花の中に草を食べているようだ。
6日の涼しくなるまで、影の消えるまで、
わたしは没薬の山および乳香の丘へ急ぎ行こう。
7わが愛する者よ、
あなたはことごとく美しく、少しのきずもない。
8わが花嫁よ、レバノンからわたしと一緒にきなさい、
レバノンからわたしと一緒にきなさい。
アマナの頂を去り、セニルおよびヘルモンの頂を去り、
ししの穴、ひょうの山を去りなさい。
9わが妹、わが花嫁よ、あなたはわたしの心を奪った。
あなたはただひと目で、
あなたの首飾のひと玉で、わたしの心を奪った。
10わが妹、わが花嫁よ、
あなたの愛は、なんと麗しいことであろう。
あなたの愛はぶどう酒よりも、
あなたの香油のかおりはすべての香料よりも、
いかにすぐれていることであろう。
11わが花嫁よ、あなたのくちびるは甘露をしたたらせ、
あなたの舌の下には、蜜と乳とがある。
あなたの衣のかおりはレバノンのかおりのようだ。
12わが妹、わが花嫁は閉じた園、
閉じた園、封じた泉のようだ。
13あなたの産み出す物は、
もろもろの良き実をもつざくろの園、
ヘンナおよびナルド、
14ナルド、さふらん、しょうぶ、肉桂、
さまざまの乳香の木、
没薬、ろかい、およびすべての尊い香料である。
15あなたは園の泉、生ける水の井、
またレバノンから流れ出る川である。
16北風よ、起れ、南風よ、きたれ。
わが園を吹いて、そのかおりを広く散らせ。
わが愛する者がその園にはいってきて、
その良い実を食べるように。雅歌4章
20わたしは彼らのためばかりではなく、彼らの言葉を聞いてわたしを信じている人々のためにも、お願いいたします。 21父よ、それは、あなたがわたしのうちにおられ、わたしがあなたのうちにいるように、みんなの者が一つとなるためであります。すなわち、彼らをもわたしたちのうちにおらせるためであり、それによって、あなたがわたしをおつかわしになったことを、世が信じるようになるためであります。 22わたしは、あなたからいただいた栄光を彼らにも与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。 23わたしが彼らにおり、あなたがわたしにいますのは、彼らが完全に一つとなるためであり、また、あなたがわたしをつかわし、わたしを愛されたように、彼らをお愛しになったことを、世が知るためであります。 24父よ、あなたがわたしに賜わった人々が、わたしのいる所に一緒にいるようにして下さい。天地が造られる前からわたしを愛して下さって、わたしに賜わった栄光を、彼らに見させて下さい。 25正しい父よ、この世はあなたを知っていません。しかし、わたしはあなたを知り、また彼らも、あなたがわたしをおつかわしになったことを知っています。 26そしてわたしは彼らに御名を知らせました。またこれからも知らせましょう。それは、あなたがわたしを愛して下さったその愛が彼らのうちにあり、またわたしも彼らのうちにおるためであります」。
ヨハネによる福音書17章
「メッセージ要約」
雅歌4章では、花婿が花嫁を「わが愛する者」と呼び、花嫁の美しさを褒めたたえます。
私たちの花婿なるキリストは、十字架の死に至るまで弟子達を愛し通されました(ヨハネ
13:1)。彼らだけではなく、彼らを通して誕生するキリスト教会をも見通して愛されました。
それが、ヨハネによる福音書17章の「大祭司の祈り」と言われるイエス様の祈りの言葉に
表わされています。花婿なるイエス様の愛を受け取りましょう。
① 花婿の花嫁への愛情表現としての言葉と花嫁の応答 (雅歌4章)
わが愛する者、あなたは美しい(1、7)
容姿を具体的に褒めたたえる…目、髪、歯、くちびる、口、ほお、首、胸
花嫁の品性を褒めたたえる…純粋な麗しい愛によって花婿は心を奪われた
その愛はぶどう酒とすべての香料に勝っている
その口から出る言葉は甘く心を潤す
園の泉のようにすべてのものを生かす
② 花婿なるキリストの祈り…一体化を求める祈り…神の愛に留まる祈り (ヨハネ17章)
イエスの自己認識の祈り…父なる神とイエス、イエスと弟子達の関係(1~11)
弟子達と彼らを通して誕生する教会が守られるように祈る(12~20)
一つとなることを求める祈り…父なる神とイエスが一つであるように(21~26)
イエス様にとって、弟子である私たちは特別な存在です。それは、花婿と花嫁の関係
だからです。雅歌4章の花婿の花嫁への愛情と同じように私たちを熱烈に愛してくださり、
私たちの罪を赦すために、私たちの罪をその身に負って十字架で死なれたのです。
そして、罪の赦しが与えられた私たちを心底愛してくださっているのです。この世において
は、イエス様と私たちを引き離そうとする悪しき勢力が、吠え猛る獅子のように食い尽くす
べきものを求めて歩きまわっています(Ⅰペテロ5:8)。そして、教会の一致を壊すことに
必死なのです。その危険な状況の中で、キリストの花嫁なる教会はキリストの愛によって
キリストの再臨の日まで成長していくのです。 ハレルヤ!
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■「聴くドラマ聖書」
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