message-2024/12/08
『インマヌエル』 イザヤ書7章14節、ルカによる福音書1章、マタイによる福音書1章23~25節
14それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。
イザヤ書7章
26六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。 27この処女はダビデ家の出であるヨセフという人のいいなづけになっていて、名をマリヤといった。 28御使がマリヤのところにきて言った、「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。 29この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。 30すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 32彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、 33彼はとこしえにヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。 34そこでマリヤは御使に言った、「どうして、そんな事があり得ましょうか。わたしにはまだ夫がありませんのに」。 35御使が答えて言った、「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられるでしょう。 36あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています。不妊の女といわれていたのに、はや六か月になっています。 37神には、なんでもできないことはありません」。 38そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。そして御使は彼女から離れて行った。
ルカによる福音書1章
23「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。
その名はインマヌエルと呼ばれるであろう」。
これは、「神われらと共にいます」という意味である。 24ヨセフは眠りからさめた後に、主の使が命じたとおりに、マリヤを妻に迎えた。 25しかし、子が生れるまでは、彼女を知ることはなかった。そして、その子をイエスと名づけた。マタイによる福音書1章
「メッセージ要約」
「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルと呼ばれるで
あろう」。これは、「神われらと共にいます」という意味である。(マタイ1:23)
この聖句は、イザヤ書7章14節の救い主預言が、おとめマリヤと婚約者のヨセフによ
って成就されることを著わしています。自分の子ではない男の子を身ごもった婚約者の
マリヤを妻として迎える決断をしたヨセフのことが、マタイによる福音書1章16~25節に
記されています。今日は、おとめマリヤ側からの救い主預言の成就をルカによる福音書
1章から見てまいりましょう。
① 旧約の最後の預言者バプテスマのヨハネ (5~25、39~45、57~80)
母の胎内にいる時から聖霊に満たされたいたバプテスマのヨハネ(15、80)
母親のエリサベツも聖霊に満たされて預言する(41~45)
父親のザカリヤも聖霊に満たされて預言する(67~79)
② おとめマリヤの素直な信仰 (26~40、46~56)
ヨセフと婚約中のマリヤにとって信じがたい御使いの告知(26~34)
「お言葉どおりこの身に成りますように」という信仰が与えられて行動した(35~40)
預言するマリヤ(46~55)
③ 「インマヌエル」…「神われらとともにいます」の実現がクリスマスの出来事
おとめマリヤは聖霊によって神の子救い主イエスを身ごもった(ルカ1:35)
神でありながら人となられた救い主イエスが、ダビデの子孫のヨセフの妻となった
おとめマリヤから産まれた(マタイ1:16、25)
聖霊によって神の子イエスが人として産まれ、地上に住まわれることが実現した
使徒行伝2章4節に記されている、イエス様の弟子達が約束の聖霊の満たしを受けた
その時から、イエス様を救い主と信じる者たちの内に聖霊様が住まわれて、「インマヌエ
ル」、神われらと共におられるという御言葉が実現しました。初代エルサレム教会から現
在の教会の私たちにも、聖霊による神様の臨在があることを感謝します。 ハレルヤ!
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