message-2025/12/28

『東の国の博士たちの礼拝』 マタイによる福音書2章、1章23節、ミカ書5章2~4節

1イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、 2「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」。 3ヘロデ王はこのことを聞いて不安を感じた。エルサレムの人々もみな、同様であった。 4そこで王は祭司長たちと民の律法学者たちとを全部集めて、キリストはどこに生れるのかと、彼らに問いただした。 5彼らは王に言った、「それはユダヤのベツレヘムです。預言者がこうしるしています、
6『ユダの地、ベツレヘムよ、
おまえはユダの君たちの中で、
決して最も小さいものではない。
おまえの中からひとりの君が出て、
わが民イスラエルの牧者となるであろう』」。
7そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、星の現れた時について詳しく聞き、 8彼らをベツレヘムにつかわして言った、「行って、その幼な子のことを詳しく調べ、見つかったらわたしに知らせてくれ。わたしも拝みに行くから」。 9彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。 10彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。 11そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。 12そして、夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので、他の道をとおって自分の国へ帰って行った。

マタイによる福音書2章


「メッセージ要約」
クリスマスを英語表記にすると「Christmas」。 Christがキリスト、masはミサ(礼拝)という意味です。先週は羊飼いたちが救い主イエス様を礼拝した出来事を学びました。今日は、東の国の博士たちが救い主イエス様を礼拝した出来事から、キリストを礼拝する意味を考えてみましょう。

①東の国(バビロニア?)で星の研究をしている博士たち
   彼らは裕福で社会的地位も高く、人々から尊敬される存在(11)
   彼らは、ユダヤ人の王(救い主)が生まれたしるしの星を発見した(1~2)
   彼らは研究熱心…はるばる遠くからその星の真意を確認しに来た(9)

②救い主預言としてのベツレヘムでの救い主誕生 (4~6,ミカ5:2~4)
   ヘロデ王…自分の王位を脅かす者をことごとく殺害する(3、7~8、12~18)
   博士たちがベツレヘムに向かうと、東の国で見た星が彼らを導いた(9)
   救い主としてお生まれになった幼な子のいる家の上に星がとどまるという奇跡(10)

③博士たちは、ヨセフとマリヤの子としてお生まれになった救い主を礼拝した (11)
   ヨセフとマリヤ、幼な子イエスは家に住んでいた…イエスは2歳以下の幼な子(16)
   突然の博士たちの来訪と、幼な子イエスを礼拝する姿に驚くヨセフとマリヤ(11)
   ヨセフとマリヤ、幼な子イエスは、主の使いに導かれて生活した(13~23)

 羊飼いたちの礼拝(ルカ2:8~20)と東の国の博士たちの礼拝は、ヨセフとマリヤにとって、救い主(キリスト、メシヤ、油注がれた者)は幼な子イエスなのだ、ということを確信させる出来事であったと思います。私たちもキリストを礼拝する者として、このことを心に留めて、礼拝に導かれている奇跡、神様によるしるしと奇跡を体験している者として、救い主イエス様によって、「神われらと共にいます」(マタイ1:23)ことを証ししてまいりましょう。 ハレルヤ!

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