message-2025/01/12
『霊とまことによる礼拝とは』 ヨハネによる福音書4章1~42節
1イエスが、ヨハネよりも多く弟子をつくり、またバプテスマを授けておられるということを、パリサイ人たちが聞き、それを主が知られたとき、 2(しかし、イエスみずからが、バプテスマをお授けになったのではなく、その弟子たちであった) 3ユダヤを去って、またガリラヤへ行かれた。 4しかし、イエスはサマリヤを通過しなければならなかった。 5そこで、イエスはサマリヤのスカルという町においでになった。この町は、ヤコブがその子ヨセフに与えた土地の近くにあったが、 6そこにヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れを覚えて、そのまま、この井戸のそばにすわっておられた。時は昼の十二時ごろであった。 7ひとりのサマリヤの女が水をくみにきたので、イエスはこの女に、「水を飲ませて下さい」と言われた。 8弟子たちは食物を買いに町に行っていたのである。 9すると、サマリヤの女はイエスに言った、「あなたはユダヤ人でありながら、どうしてサマリヤの女のわたしに、飲ませてくれとおっしゃるのですか」。これは、ユダヤ人はサマリヤ人と交際していなかったからである。 10イエスは答えて言われた、「もしあなたが神の賜物のことを知り、また、『水を飲ませてくれ』と言った者が、だれであるか知っていたならば、あなたの方から願い出て、その人から生ける水をもらったことであろう」。 11女はイエスに言った、「主よ、あなたは、くむ物をお持ちにならず、その上、井戸は深いのです。その生ける水を、どこから手に入れるのですか。 12あなたは、この井戸を下さったわたしたちの父ヤコブよりも、偉いかたなのですか。ヤコブ自身も飲み、その子らも、その家畜も、この井戸から飲んだのですが」。 13イエスは女に答えて言われた、「この水を飲む者はだれでも、またかわくであろう。 14しかし、わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、かわくことがないばかりか、わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがるであろう」。 15女はイエスに言った、「主よ、わたしがかわくことがなく、また、ここにくみにこなくてもよいように、その水をわたしに下さい」。 16イエスは女に言われた、「あなたの夫を呼びに行って、ここに連れてきなさい」。 17女は答えて言った、「わたしには夫はありません」。イエスは女に言われた、「夫がないと言ったのは、もっともだ。 18あなたには五人の夫があったが、今のはあなたの夫ではない。あなたの言葉のとおりである」。 19女はイエスに言った、「主よ、わたしはあなたを預言者と見ます。 20わたしたちの先祖は、この山で礼拝をしたのですが、あなたがたは礼拝すべき場所は、エルサレムにあると言っています」。 21イエスは女に言われた、「女よ、わたしの言うことを信じなさい。あなたがたが、この山でも、またエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。 22あなたがたは自分の知らないものを拝んでいるが、わたしたちは知っているかたを礼拝している。救はユダヤ人から来るからである。 23しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊とまこととをもって父を礼拝する時が来る。そうだ、今きている。父は、このような礼拝をする者たちを求めておられるからである。 24神は霊であるから、礼拝をする者も、霊とまこととをもって礼拝すべきである」。 25女はイエスに言った、「わたしは、キリストと呼ばれるメシヤがこられることを知っています。そのかたがこられたならば、わたしたちに、いっさいのことを知らせて下さるでしょう」。 26イエスは女に言われた、「あなたと話をしているこのわたしが、それである」。
27そのとき、弟子たちが帰って来て、イエスがひとりの女と話しておられるのを見て不思議に思ったが、しかし、「何を求めておられますか」とも、「何を彼女と話しておられるのですか」とも、尋ねる者はひとりもなかった。 28この女は水がめをそのままそこに置いて町に行き、人々に言った、 29「わたしのしたことを何もかも、言いあてた人がいます。さあ、見にきてごらんなさい。もしかしたら、この人がキリストかも知れません」。 30人々は町を出て、ぞくぞくとイエスのところへ行った。ヨハネによる福音書4章
「メッセージ要約」
イエス様は、サマリヤの女性の心にある霊的な飢え渇きを知っておられました。
私たち人間も、イエス様のように的確に隣人の心の奥にある求めを知ることがで
きると良いのですが、自分の心の状態さえ把握できない者です。イエス様は神様
であると同時に人間になられた救い主です。イエス様はサマリヤの女性に「まこと
の礼拝」について語られました。主が求めておられる礼拝について考えましょう。
① イエスが与える水…永遠の命に至る水が湧き出る泉となる (1~15)
イエスはサマリヤの女性に会わなければならなかった(1~4)
イエスとサマリヤの女性は渇きを満たす水について話す(5~15)
霊的な渇きを満たすイエスの水…イエスを信じる者に与えられる聖霊(ヨハネ7:37~39)
② サマリヤの女性の心の闇…罪による霊的飢え渇き (16~26)
イエスの質問…「あなたの夫をここに連れて来なさい」(16~18)
イエスを預言者と思い込むサマリヤの女性(19~20)
イエスがサマリヤの女性に「まことの礼拝」について語る(21~26)
③ イエスに出会い、イエスを救い主と信じた人々…まことの礼拝者(28~42)
「この人こそまことに世の救い主である」(28~30、39~42)
彼らはイエスの言葉を聞いて信じた(39、41)
イエスの言葉を信じる者はまことの礼拝者となる(ヨハネ3:31~36)
「霊」=救い主イエス様を信じる者の霊と内住の聖霊様
「まこと」=イエス様の約束の言葉への信頼と忠誠(ヘブル10:1~25)
救い主イエス様を信じている私たちは、内住の聖霊様の助けによってイエス様
を仰ぎ見て、信頼して、父なる神様とイエス様を礼拝します。 個人で、イエス様
の名によって集まった二人三人で、または大勢で主の前で礼拝します(ヘブル
9章)。 霊とまことによる礼拝を主にお捧げしましょう。 ハレルヤ!
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