message-2013/3/3
2013年3月3日 『聖霊の働き―ペテロとコルネリオ―』
使徒行伝10章1~16節
10:1 さて、カイザリヤにコルネリオという名の人がいた。イタリヤ隊と呼ばれた部隊の百卒長で、
10:2 信心深く、家族一同と共に神を敬い、民に数々の施しをなし、絶えず神に祈をしていた。
10:3 ある日の午後三時ごろ、神の使が彼のところにきて、「コルネリオよ」と呼ぶのを、幻ではっきり見た。
10:4 彼は御使を見つめていたが、恐ろしくなって、「主よ、なんでございますか」と言った。すると御使が言った、「あなたの祈や施しは神のみ前にとどいて、おぼえられている。
10:5 ついては今、ヨッパに人をやって、ペテロと呼ばれるシモンという人を招きなさい。
10:6 この人は、海べに家をもつ皮なめしシモンという者の客となっている」。
10:7 このお告げをした御使が立ち去ったのち、コルネリオは、僕ふたりと、部下の中で信心深い兵卒ひとりとを呼び、
10:8 いっさいの事を説明して聞かせ、ヨッパへ送り出した。
10:9 翌日、この三人が旅をつづけて町の近くにきたころ、ペテロは祈をするため屋上にのぼった。時は昼の十二時ごろであった。
10:10 彼は空腹をおぼえて、何か食べたいと思った。そして、人々が食事の用意をしている間に、夢心地になった。
10:11 すると、天が開け、大きな布のような入れ物が、四すみをつるされて、地上に降りて来るのを見た。
10:12 その中には、地上の四つ足や這うもの、また空の鳥など、各種の生きものがはいっていた。
10:13 そして声が彼に聞えてきた、「ペテロよ。立って、それらをほふって食べなさい」。
10:14 ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。
10:15 すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」。
10:16 こんなことが三度もあってから、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。
この聖書本文には、異邦人コルネリオと使徒ペテロが見た幻が記されています。この後、ペテロは聖霊に導かれて、コルネリオが遣わした三人の使いと共にコルネリオの家を訪問します。そして、二人が見た幻を確認し合い、これは、神様の導きであると確信しました。それから、ペテロは彼らに福音を語り、コルネリオの家に集まった人々はイエス・キリストを救い主と信じて救われて、聖霊に満たされて異言を語りだしました。そこで、ペテロは救いはユダヤ人だけのものではなく、異邦人も救われるということを確信して彼らに洗礼を授けました。
なんとエキサイティングな出来事でしょう。私たちも、このような神様の導きによって救われる人たちが起こされることを体験したいですね。
使徒行伝にある初代教会で起こっている聖霊の働きは、今の私たちの教会にも起こります。そのことを期待して、主の聖霊による導きを切実に求めて、主の業を体験しましょう。ハレルヤ!