message-2012/7/15
2012年7月15日 『イエス様のように』
テモテへの第二の手紙2章1~13節
2:1 そこで、わたしの子よ。あなたはキリスト・イエスにある恵みによって、強くなりなさい。
2:2 そして、あなたが多くの証人の前でわたしから聞いたことを、さらにほかの者たちにも教えることのできるような忠実な人々に、ゆだねなさい。
2:3 キリスト・イエスの良い兵卒として、わたしと苦しみを共にしてほしい。
2:4 兵役に服している者は、日常生活の事に煩わされてはいない。ただ、兵を募った司令官を喜ばせようと努める。
2:5 また、競技をするにしても、規定に従って競技をしなければ、栄冠は得られない。
2:6 労苦をする農夫が、だれよりも先に、生産物の分配にあずかるべきである。
2:7 わたしの言うことを、よく考えてみなさい。主は、それを十分に理解する力をあなたに賜わるであろう。
2:8 ダビデの子孫として生れ、死人のうちからよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。これがわたしの福音である。
2:9 この福音のために、わたしは悪者のように苦しめられ、ついに鎖につながれるに至った。しかし、神の言はつながれてはいない。
2:10 それだから、わたしは選ばれた人たちのために、いっさいのことを耐え忍ぶのである。それは、彼らもキリスト・イエスによる救を受け、また、それと共に永遠の栄光を受けるためである。
2:11 次の言葉は確実である。「もしわたしたちが、彼と共に死んだなら、また彼と共に生きるであろう。
2:12 もし耐え忍ぶなら、彼と共に支配者となるであろう。もし彼を否むなら、彼もわたしたちを否むであろう。
2:13 たとい、わたしたちは不真実であっても、彼は常に真実である。彼は自分を偽ることが、できないのである」。
福音宣教者であるパウロは、弟子のテモテへの手紙の中で、テモテを「わたしの子」と呼び、彼が遣わされている教会での牧会における助言と、彼への励ましの言葉が述べられています。
パウロから弟子のテモテへ、そして、テモテから他の信徒達に教えることのできる忠実な信徒リーダーとなる人たちへ、その忠実な信徒リーダー達から他の信徒達へと、キリストの福音の真理が教えられていき、キリストの弟子が育てられていくことが勧められています。(2節)
キリストの弟子を育てる一つのポイントとして、「ダビデの子孫として生れ、死人のうちからよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。これがわたしの福音である。」(8節)という信仰姿勢を取り上げることができると思います。
「イエス・キリストをいつも思っていなさい」、それは、すべての時に、すべての事をイエス様に申し上げて、「イエス様ならどのように考え、どのように判断し、決断し、どのように語り、どのように行動をするだろうか…」、といつも思い巡らすことであると思います。
イエス様が、私たちに罪の赦しを与えて救うために、十字架の死に至るまで耐え忍ばれたように、私たちも人々の救いのためにイエス様と同じ思いで耐え忍び(10節)、また、私たちが不真実のゆえに罪に陥ることがあっても、イエス様に拠り頼む者をイエス様の真実によって罪を赦し救ってくださるように、私たちも互いに赦しあうように導かれています(13節)。
イエス様をいつも思って生活するということは、イエス様の思いと一つになって生活することであり、イエス様が歩まれたように歩み、栄光から栄光へとイエス様と同じ姿に日々新しく造りかえられていくことでもあります。
テモテがそのような弟子であるように、テモテが遣わされた教会の信徒達もそのように教えられて育てられていくことがパウロの願いであると言えます。
私たちも、イエス・キリストをいつも思って生活して、キリストに似た者へと造り変えられていきましょう。ハレルヤ!