message-2012/7/29

2012年7月29日 『関係作り』 コリント人への第一の手紙13章1~8節

13:1 たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢と同じである。
13:2 たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。
13:3 たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。
13:4 愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。
13:5 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。
13:6 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。
13:7 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。
13:8 愛はいつまでも絶えることがない。

 キリストの弟子を育てていくために、私たちはキリストの愛の基づく信頼関係を築くことが大切です。

 では、イエス様の愛とはどのような愛なのか…、ということを4節から7節の御言葉から考えてみましょう。

 寛容…罪を赦す、情け深い…同情心がある、ねたむことをしない…他の人と自分を比べてうらやましく思わない、高ぶらない…他の人を見下すことをしない、誇らない…他の人よりも自分が優れていると思わない、不作法をしない…他の人に対して失礼なことをしない、自分の利益を求めない…自分だけが得するようなことをしない、いらだたない…怒らない、恨みをいだかない…他の人が自分に悪いことをしても恨まない、不義を喜ばないで真理を喜ぶ…不正なことを喜ばず、神様の真理に基づく正義を喜ぶ、すぺてを忍ぶ…すべてのことを信仰によって受けとめる、すべてを信じる…すべてのことに神様のご計画があることを信じる、すべてを望む…すべてのことにおいて、神様による希望を持ち続ける、すべてを耐える…すべてのことにおいて、神様の御心が成されることを信じて忍耐する。

「(イエス様)は寛容であり、(イエス様)は情深い。また、ねたむことをしない。(イエス様)は高ぶらない、誇らない。 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。」
 

 「愛」のところに「イエス様」を入れてみると、イエス様が私たちをどのように愛してくださっているかがわかります。

 ( )のところに自分の名前を入れてみると、自分の愛がイエス様の愛からほど遠いものであることを知らされます。

 イエス様が愛してくださったように、自分と隣人を愛せるように祈り、自分と関わりのある人たちとの信頼関係を築いていきましょう。ハレルヤ!

 「キリストのわざのために命をかけ」ているエパフロデトも、やはり、テモテと同じく、自分のことよりも、キリスト・イエスのことをいつも求めている、信頼できる忠実な弟子であったと言えるでしょう。

 共におられるキリストを何よりも愛し、何よりもキリストの思いを思いとして、キリストのわざのために、心砕いて労苦を惜しまない彼らを、パウロは信頼し、また重んじて、自分の代わりに彼らをピリピ教会のために遣わそうとしました。 

 キリストにある師弟関係の彼らには、強い信頼関係が築かれていました。それは、「自分のことよりも、キリストのことを求める」ところでの一致でした。それが、彼らの揺るがない信頼関係となりました。

 私たちも、何ものよりもキリストのことを求め、キリストのわざのために心と思いと力を尽くしていくならば、キリストにある信頼関係を築くことが出来ます。そのようなキリストの弟子としての関係を築いていきましょう。ハレルヤ!