message-2012/8/5

2012年8月5日 『教会との関係』 エペソ人への手紙1章23節

この教会はキリストのからだであって、すべてのものを、すべてのもののうちに満たしているかたが、満ちみちているものに、ほかならない。

 この聖句にあるように、教会は、キリストのからだであって、キリストの愛と恵みが満ちみちているところです。

 イエス・キリストを信じている人たちがその構成員であって、それぞれが、キリストのからだの各部分として、キリストの愛によって結び合わされています。

 教会は、キリストの愛のわざが満ちみちているところであり、そのことを完全な一致によって地上で実現していくように私たちは導かれています。

 しかし、私たちは、不完全なためにそのことを実現することが難しいときがしばしばあります。キリストの愛のわざを実現するにあたって、人間の限界としての身体的、時間的、経済的な制限を私たちはそれぞれに持っています。

 祈りはその限界を超えることができるキリストの愛のわざであると言えます。そのことを感謝しつつ、実際のキリストの愛のわざを現していくために、私たちはキリストのからだとしての兄弟姉妹との連携によってキリストの愛のわざを実行していきます。

 この働きは、少ない人数の小グループで活動するときに効果的な働きをすることができます。また、その小グループの交わりが、聖書研究や親睦を目的とするのではなく、伝道と牧会(育成)のために協力し合う関係が築かれていくことを目指すときに有益なものとなります。

 ①人数が少ないことにより、お互いをよく知ることができ、互いの必要を理解して、きめ細やかな協力ができます。

 ②キリストの弟子を育てるプログラムにより、伝道と牧会(育成)の実践の場となります。

 ③人数が少ないことにより、所属意識が高められます。お互いの間に責任と信頼関係が生まれます。

 ④地域教会のビジョンをグループのメンバーに伝えることによって、ビジョンを共有し、確立していくのに効果的です。

 小グループによる教会形成は、キリストのからだの各部分としての意識から、「セル(細胞)・グループ」と言われることがあります。

 キリストの愛のわざを実現していくためには、互いの協力が必要です。お互いの限界を理解しながら、祈り、助け合い、キリストの愛のわざを実現していくことを、チームで取り組んでいきましょう。

 そうすることによって、キリストの愛と恵みをこの世の人たちに効果的に現し、キリストのからだとしての教会の影響を地域にもたらすことができるでしょう。ハレルヤ!