message-2014/4/27

2014年4月27日 『復活のイエスのご命令』マルコによる福音書16章9~20節

 16:9 〔週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。
 16:10 マリヤは、イエスと一緒にいた人々が泣き悲しんでいる所に行って、それを知らせた。
 16:11 彼らは、イエスが生きておられる事と、彼女に御自身をあらわされた事とを聞いたが、信じなかった。
 16:12 この後、そのうちのふたりが、いなかの方へ歩いていると、イエスはちがった姿で御自身をあらわされた。
 16:13 このふたりも、ほかの人々の所に行って話したが、彼らはその話を信じなかった。
 16:14 その後、イエスは十一弟子が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。彼らは、よみがえられたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。
 16:15 そして彼らに言われた、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。
 16:16 信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。
 16:17 信じる者には、このようなしるしが伴う。すなわち、彼らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、
 16:18 へびをつかむであろう。また、毒を飲んでも、決して害を受けない。病人に手をおけば、いやされる」。
 16:19 主イエスは彼らに語り終ってから、天にあげられ、神の右にすわられた。
 16:20 弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。〕

 この聖書箇所はマルコによるものではなく、比較的初期に付け加えられたものであるとの見解があるので〔 〕でくくられています。諸説ありますが、16章8節まででは未完結であると考えた者が、他の福音書の内容を参照して、まとめあげたと見てよいと考えられています(「新聖書注解新約1」p196)。

 「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。」(15節)は、とても馴染み深い世界宣教命令の言葉です。この御言葉に励まされて私たちも伝道へのビジョンが与えられています。

 また、 「信じる者には、このようなしるしが伴う。すなわち、彼らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、へびをつかむであろう。また、毒を飲んでも、決して害を受けない。病人に手をおけば、いやされる」(17節)の御言葉により、福音宣教に伴う超自然的な神様の奇跡が約束されているということにも励まされます。

 復活のイエス様の弟子たちへのご命令は、現在の信仰者の私たちをも励ます言葉です。イエス様のご命令に従って、人々の救いのために働き、神様の栄光を現わしていきましょう。ハレルヤ!