message-2024/03/24
『ゲッセマネの祈り』 ルカによる福音書22章39~46節、イザヤ書53章
22:39イエスは出て、いつものようにオリブ山に行かれると、弟子たちも従って行った。 22:40いつもの場所に着いてから、彼らに言われた、「誘惑に陥らないように祈りなさい」。 22:41そしてご自分は、石を投げてとどくほど離れたところへ退き、ひざまずいて、祈って言われた、 22:42「父よ、みこころならば、どうぞ、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの思いではなく、みこころが成るようにしてください」。 22:43そのとき、御使が天からあらわれてイエスを力づけた。 22:44イエスは苦しみもだえて、ますます切に祈られた。そして、その汗が血のしたたりのように地に落ちた。 22:45祈を終えて立ちあがり、弟子たちのところへ行かれると、彼らが悲しみのはて寝入っているのをごらんになって 22:46言われた、「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らないように、起きて祈っていなさい」。
ルカによる福音書22章
「メッセージ要約」
イエス様はすべてのことにおいて私たちの模範となられました。自分のために祈ること
においてもです。イエス様が、私たちの罪を赦すために身代わりとなって十字架で死な
れる前夜に、ゲッセマネの園で祈られたイエス様の祈りから学びましょう。
① イエスはご自分の使命を祈りの中で確認された (イザヤ53章)
救い主イエスを信じる者に罪の赦しを与えるために十字架で死ぬという使命
すべての人が受ける試練(傷、痛み、悲しみ、病、苦しみ、孤独)を負う
すべての人の罪を負うことで、父なる神との未だかつてない断絶を経験する
② イエスは神であるとともに人であるので、人としての限界を祈りの中で受け入れた
体の限界…生身の体を傷付けられる痛み
心の限界…人々から見捨てられて罪人として裁かれ、十字架刑で死ぬ孤独
霊の限界…すべてのものが造られる前から共におられた父なる神との断絶
③ 自分への愛以上に父なる神を愛する祈り (ルカ22:39~46)
イエスは愛する弟子達と共にオリブ山のゲッセマネの園に行かれた
イエスは一人、弟子達から離れた所で祈られた
「みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください」…人としての限界
「わたしの思いではなく、みこころが成るようにしてください」…使命を選択
御使いの助けを受けて、苦しみもだえて切に祈るイエス…神人イエスの葛藤
祈りの中で、人としての限界を克服して救い主としての使命を全うする決意
イエス様の個人的祈りは私たちの模範です。祈りの中で、神様からの使命を確認
して、それに伴う試練を受け入れ、自分の弱いところに誘惑してくる悪魔との戦いを
御使いの助けを受けて克服していきます。そして、自分を愛する以上に神様を愛す
るゆえに御心としての使命を選択して実行する決断をします。祈りの中で霊的戦い
があります。その戦いにイエス様は勝利されて、十字架への道を歩まれました。
イエス様に倣う者として、聖霊様によって導かれてまいりましょう。 ハレルヤ!
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