message-2013/6/2
2013年6月2日 『愛するということ―自分を愛する―』
マタイによる福音書22章39節
第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
「愛する」とは、対象者に絶大な関心を寄せることですが、私たちは、自分以外の人を愛する前に自分を愛する必要があります。
それは、自分に関心を持ち、何を考え、どんな気持ちで、何をしたいのかを自分の心に聴いてみることです。
私たちは自分のことをわかっているようで、実はわかっていない者でもあります。自分の内なる人の考え、気持ち、意志を丁寧に取り扱って理解してあげることなしには、他の人の心も丁寧に取り扱うことはできません。
イエス様を信じている私たちは、内に住まわれる聖霊の助けによって、自分でも気がついていない自分の思いを知ることができるように導かれています。
自分がなぜそのように考え、なぜそのような気持ちになり、なぜそのことをしたいと思うのかという潜在的な動機にまで聖霊は導いて教えてくださいます。そして、そのことが神様の御心に沿っているものかどうかを吟味するように導かれて、神様の御心に反する動機から出ていることについては悔い改めに導かれ、神様の御心に沿った動機から出ていることについては、御言葉に基づく確信が与えられ、平安が与えられます。
「油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。」(箴言4:23)
命の泉なる聖霊が私たちの心から溢れ流れ出て、自分と関わりのある人たちを神様の愛で愛するようになるために、私たちは、自分の心を力の限り、油断することなく関心をもって見張って、神様の愛を現していく者とならせていただきましょう。ハレルヤ!