message-2026/09/20

『救い主』 イザヤ書49章14~26節

14しかしシオンは言った、
「主はわたしを捨て、主はわたしを忘れられた」と。
15「女がその乳のみ子を忘れて、
その腹の子を、あわれまないようなことがあろうか。
たとい彼らが忘れるようなことがあっても、
わたしは、あなたを忘れることはない。
16見よ、わたしは、たなごころにあなたを彫り刻んだ。
あなたの石がきは常にわが前にある。
17あなたを建てる者は、あなたをこわす者を追い越し、
あなたを荒した者は、あなたから出て行く。
18あなたの目をあげて見まわせ。
彼らは皆集まって、あなたのもとに来る。
主は言われる、わたしは生きている、
あなたは彼らを皆、飾りとして身につけ、
花嫁の帯のようにこれを結ぶ。
19あなたの荒れ、かつすたれた所、こわされた地は、
住む人の多いために狭くなり、
あなたを、のみつくした者は、はるかに離れ去る。
20あなたが子を失った後に生れた子らは、
なおあなたの耳に言う、
『この所はわたしには狭すぎる、
わたしのために住むべき所を得させよ』と。
21その時あなたは心のうちに言う、
『だれがわたしのためにこれらの者を産んだのか。
わたしは子を失って、子をもたない。
わたしは捕われ、かつ追いやられた。
だれがこれらの者を育てたのか。
見よ、わたしはひとり残された。
これらの者はどこから来たのか』と」。
22主なる神はこう言われる、
「見よ、わたしは手をもろもろの国にむかってあげ、
旗をもろもろの民にむかって立てる。
彼らはそのふところにあなたの子らを携え、
その肩にあなたの娘たちを載せて来る。
23もろもろの王は、あなたの養父となり、
その王妃たちは、あなたの乳母となり、
彼らはその顔を地につけて、あなたにひれ伏し、
あなたの足のちりをなめる。
こうして、あなたはわたしが主であることを知る。
わたしを待ち望む者は恥をこうむることがない」。
24勇士が奪った獲物を
どうして取り返すことができようか。
暴君がかすめた捕虜を
どうして救い出すことができようか。
25しかし主はこう言われる、
「勇士がかすめた捕虜も取り返され、
暴君が奪った獲物も救い出される。
わたしはあなたと争う者と争い、
あなたの子らを救うからである。
26わたしはあなたをしえたげる者にその肉を食わせ、
その血を新しい酒のように飲ませて酔わせる。
こうして、すべての人はわたしが主であって、
あなたの救主、またあなたのあがない主、
ヤコブの全能者であることを知るようになる」。

イザヤ書49章

 「メッセージ要約」
主のしもべイスラエルの民は、全人類の祝福の基となるために主によって選ばれました(49:6)。しかし、彼らは主に立ち返ることをしなかったため、北イスラエル王国はアッスリア帝国に、南ユダ王国はバビロニア帝国によって滅ぼされました。そして、南ユダ王国の首都エルサレム(シオン)から多くのイスラエルの民が、バビロニア帝国の首都バビロンに捕虜として連れて行かれました。このことをイザヤは預言しました。

① 絶望するイスラエルの民に現わされる主の愛
    エルサレムの滅亡を嘆くイスラエルの民(14)
    主は、イスラエルの民を母親よりも強い愛で愛される(15)
    主は、ご自分の手のひらにイスラエルの民を刻みつけるほどに愛されている(16)

② バビロン捕囚となったイスラエルの民を、主はエルサレムに帰還される
    彼らはエルサレム(シオン)を再建するために帰還する(17)
    彼らは生きて働かれる主の御業によってエルサレムに帰還して栄える(18~20)
    それにも関わらず、彼らは生きて働かれる主を見失っている…不信仰の民(21)

③ 不信仰のイスラエルの民に対して、主は彼らの罪を赦される
    彼らの不信仰にもかかわらず、全能の主が彼らを救われる(22~23)
    主は彼らの子孫を敵から救われる(24~25)
    彼らのうちに生きて働かれる全能の主が、救い主であることを全人類が知る(26)

 主は、主のしもべイスラエルの民の不信仰さえも用いて、主の愛を示し、主が彼らを回復されて子孫を繫栄させます。そして、彼らが全人類の救いのための祝福の基として用いられることで、主はご自身の栄光を現わされました。究極的には、神様の子のイエス様が全人類の救い主として、イスラエルの民の中にお生まれになることによって実現しました(マタイ1:1~16)。主は、私たちの不信仰さえも打ち砕いて救いの御業を成就され、主の栄光を現わされるのです。旧約時代のイスラエルの民から、新約時代の教会に至るまで、主は、私たちを救いのための祝福の基とされる救い主なのです。 ハレルヤ!

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